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東京五輪のエンブレム問題でベルギーの劇場のデザイナーがついに提訴 著作権vs商標

2015/08/07 10:27 投稿

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2020年東京五輪のエンブレムがベルギーのリエージュ劇場のロゴに酷似していると指摘された。指摘したのはフランスのデザイン会社Studio Debieでベルギーのリエージュ劇場のデザインを担当した会社である。Studio Debieは自社のFacebookで比較画像を公開し指摘。フォントもデザインもそのままだとしている。東京五輪のエンブレムは佐野研二郎氏がデザインしたもので、5日の朝10時から会見が行われた。

その場の会見で佐野研二郎氏は「ベルギーのロゴを見たことも無いし盗用もしたこともない、似ていると全く思わない」と否定。

しかし相手側は既に書簡を送付済みで8日以内に使用停止をしないと提訴するとしている。そんなデザイナーがついに国際オリンピック委員会(IOC)を相手に、使用差し止めを求める裁判をベルギーの裁判所に起こす意向を明らかにした。
ベルギー裁判所での決定後は日本で問題無いか確認後同様に使用差し止めが決定される(通例なら問題は発生しない)。

今回は著作権と商標の戦いになっており、著作権は登録しなくても作成した瞬間から発生する。音楽や絵なども同様である。対して商標は登録しなければ商標登録として認められない。商標の意味としては類似物が出てくるのを防ぐために行う。特に企業名の企業ロゴ、製品名などを商標登録するケースが多い。

組織委員会の説明によるとリエージュ劇場のロゴは商標登録が行われていなかったため問題無いとしている。しかしここで争われるのが著作権が認められるか、商標登録が優先されるかである。またそれだけでなく、リエージュ劇場のロゴと東京五輪のエンブレムが似ているかどうかも争点になるだろう。

例えリエージュ劇場が商標登録していなかったとしても、一度ケチがついたロゴを今後何年も使い続けるのは如何だろうか。

(ゴゴ通信の元記事を読む)


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