ぶらっく のコメント

別に擁護する訳ではないですが、ぎっくり腰になると精神的に不安定になりやすいし、それも失言の原因の一つかな。
それと、割と頭のいい人のようだけど、出場して勝つことに対して頭を使うのが精一杯で、負けた場合に対する「覚悟」が不足していたのかも。
私の経験的にも、恐怖と闘わなければならない「やる側」の選手ってこれが意外と難しいですけどね。

失言はともかく、アフガニスタン帰還兵の話は興味深いですね。
最近では、グラウンドテクニックは対複数を想定した個人的な護身術としては危険が高い事がよく強調されます。
ただし、「自分側が複数、相手側が1人」の場合は逆に有効な技術となってくる。
この記事での話ではあまり詳しく書かれていませんが、戦場の敵兵や暴漢1人を捕らえる際には、こちら側はピストルなどで威嚇し、味方のもう一人が相手をサブミッションで取り押さえる。
少しリスクがあるパターンでは、1人の武器を持っている相手を、素手の2人で取り押さえなければならない場合。
一例としては、味方の一人が相手の隙をついてタックルで倒して一瞬動きを封じ、同時にもう一方が相手の武器を奪う。
相手の腕をつかんでグラウンドに引き込み、もう一人が相手の頭を蹴飛ばしてもよい。
こんな風に「チームプレー」を基本とする軍隊や警察などではグラウンドテクニックも有効になってくるのでしょう。
このチームプレーの意識も、巌流島の思想に取り入れるのかどうかによってルールも変わってきますね。

それと、「瀬戸螳螂拳」という捉え方には私も共感。
そもそも各中国武術の良い部分を採り入れて組み合わせたのが螳螂拳創生のコンセプト。
それに、他の格闘技の技術を練習していようが、螳螂拳の基本功と套路(型)の練習さえきちんと積み重ねていれば、それは「螳螂拳」に違いはないと思います。

中国武術の学習者自身も勘違いしやすい点ですが、実戦において套路(型)は「材料」を並べたものであって必ずしも「作品」ではない。
「螳螂拳」という材料を使う「割合」と、「内側に使うのか?表面に使うのか?」によって、作品を見たときの「螳螂拳(の套路)らしさ」が違ってくる。
例えば、チョコレートのスポンジケーキを生クリームで覆った場合、それはチョコレートケーキなのか?生クリームケーキなのか?部分的にスポンジが見えていればチョコレートケーキなのか?という事です。
結局「螳螂拳らしい」かについては、ケーキを見る人間が表面のクリームを重視するのか、スポンジケーキを重視するのかによって、ケーキの名前も変わってくるのとほぼ同じ問題も抱えているだと思います。
大雑把にですが、私の考えはこんな感じです。

長文失礼しましたm(__)m

No.7 105ヶ月前

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