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1月26日の一般社団法人日本映画製作者連盟によると、2015年度の日本の映画興行収入は日本円、ドル共に上昇し、大部分はハリウッド映画による増収と報告された。

全体の映画興行収入は、2014年の2070億円から2170億円へと4.8%上昇した。

円安にも関わらず、ドル換算後も17億900万ドルから18億8400万ドルと増収した。

観客動員数も1億6100万人から4%上昇し、1億6700万人となった。

洋画の売り上げは、前年から12%増の8億2千万ドル(日本円で967億円)、邦画は前年とほぼ変わらず10億2千万ドル(日本円で1203億円)だった。邦画の割合は55.4%と大半を占めたが、2014年の58%、2013年の61%と2年連続で減少した。

最も売り上げた映画は、東宝東和の映画『ジュラシック・ワールド』の8100万ドル、次いで米ディズニーの映画『ベイマックス』の7800万ドルだった。邦画における興行収入第1位は6600万ドルに達したアニメ映画『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』だ。

邦画38作品が、日本市場におけるヒット指標となる10億円(850万ドル)に達し、同じ指標で洋画は22作品であった。

大手国内配給会社の東宝は邦画の興行収入トップ5を独占した。洋画では、東宝東和と米ディズニーがトップ5に2作品ずつ入った。

公開本数は2014年の1184作品から2015年は1136作品へと落ち込み、邦画は615作品から581作品、洋画は569作品から555作品に減少した。

スクリーン数は2014年の3364に対して2015年は3437と若干増えた。

戦国時代にタイムトラベルする人気テレビシリーズを映画化した映画『信長協奏曲』が1月23日と24日の週末の売り上げでトップになった。東宝映画による同作は520万ドル稼いだ。

一方、この3週間を率いた米ディズニーの映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は2位に陥落し、220万ドルであった。トータルの興行収入は8100万ドルに達し、観客動員数は616万人となった。

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