『ダンちゃん』が私の周囲で大流行りしている。
『Facebook』やトークアプリ『755』などで拡散され、直接の知人を合わせただけでも何十本もの“買った報告”が上がっているのだ。
『ダンちゃん』は、段ボールを切るために開発された、段ボール専用の簡易ノコギリの商品名で、私も知人の投稿を見て即Amazonをポチッとした。
週に1−2回はAmazonを利用する私にとって、段ボールの処理が楽になるというツールには大変興味があったのだ。そして届いた製品がこちら。
長さ10cmほどのギザギザ両刃に10cmほどの柄が付いており、キャップも付属する。本体は驚くほど軽く、大げさではなくボールペン1本とさほど変わらない重さに感じる。歯もめちゃくちゃ薄く見た目の厚みは1mm程度。
裏面の説明によると、要するにざくざく段ボールが切れるし、段ボールによく付いているテープやPPバンドもざくざく切れるぜ!ということだろう。
では実践。
部屋を見渡すと、ウォーターサーバー用の使用済み水が入った段ボールが目に止まった。まずはウォームアップがてらこいつと遊んでみよう。
実際に『ダンちゃん』を使ってテープを切って段ボールを解体してみる。歯をテープに当てるとこれが驚くほど切れ味が良い。そして、歯が薄いため段ボールの隙間にスッと入る。実は今までキッチンに置いていたハサミで同じ作業をやっていたのでやりづらく、段ボールの解体は結構なストレス作業だったのだ。『ダンちゃん』を使うとめちゃくちゃ気持ち良くテープが切れ、段ボールが解体できた。
さてここからが本題。
解体した段ボールを切ってみよう。
今回は目の前にあるということで、引き続きウォーターサーバーの段ボールを切ってみた。
普通に歯を段ボールに当てて歯を上下に動かしていく。
ずずずずっと音を立てて段ボールが切れていく。これは気持ちがいい!!
少しずつ歯を上下させてざくざく切ってもいいし、ざーくざーくと歯の長さを目一杯使ってずぶずぶを歯を埋めながら、一度に長く切っても気持ちいい。
ずぶずぶざくざく。
パカッと数十秒で切断完了。
これは気持ちがいい。歯のギザギザが原因なのか特殊な技術なのかわからないが、カッターの様に途中で止まることもないし、ハサミの様に手が疲れることもない。
『ダンちゃん』は今まで段ボール処理に困っていた自分にとっては最高のツールだった。
しかも、こんなに気持ちが良くて、薄くいろんなとこに入り込めてざくざく切れるのに、値段は数百円で送料無料でも出品されている。
すごいよ!ダンちゃん!!
ということで、数百円という値段もあってか自分の周囲でめちゃくちゃ売れまくっているダンちゃん。
個人だけでなく店舗を運営する知人たちは何本も“大人買い”をしていた。みんな段ボール処理って面倒だと思っていたんだなと。
メーカーさんもそろそろ異変に気づくかもしれないが、まだ在庫はあると思う。
安価ということもあり、騙されたと思って即買いすることをお勧めする。
※文中の写真は全て筆者撮影のもの
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 荒木賢二郎) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか