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ヒーローなのに『怖い』と評判の『レッドマン』動画がじわじわ浸透中

2016/04/13 22:30 投稿

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redman02-500x380.jpg『レッドマン』をご存じでしょうか。リアル世代か特撮ファンでない限り、ピンとこないタイトルかもしれませんが、『ウルトラマン』でおなじみ円谷プロダクションの制作による、巨大ヒーローの主役作品です。
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「レッドマン」とは、今年で放送開始50年を迎える『ウルトラマン』『ウルトラセブン­』の当初の企画名でもあり、その名を譲り受けた正義の超人として誕生。
1972年、日本テレビ系列『おはよう!こどもショー』のワンコーナーとして放送され­ました。
現・(株)円谷プロダクション代表取締役社長の大岡新一が撮影を務めた作品としても知られ­ています。

極限までシンプルかつ奥の深い、ヒーローvs怪獣バトルが魅力の痛快作です。

【レッドマン】
身長:42m
体重:3万t
出身地:レッド星雲レッド星
必殺技:レッドアロー、レッドナイフ、レッドフォール など
(円谷プロダクション公式チャンネルより引用)

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『Youtube』の『円谷プロダクション公式チャンネル』ではこの『レッドマン』の1日1本、無料公開が開始されたのですが、今ネット上では『レッドマン』がヤバい、と話題になっています。
朝の子供番組のワンコーナーで流れていた映像にしては、猟奇的にすら感じてしまう“正義の味方”。ネットの声も含め、どう“ヤバい”のか分析してみたいと思います。

・戦う理由がわからないのがこわい
3分弱という限られた尺のためか、映像のほとんどは戦闘です。記念すべき第1話では、レッドマンが森を破壊しながら登場して怪獣に襲い掛かるように見えるのですが、その理由は不明です。
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第7話では、竹林で遊んでいるように見えるイカロス星人の後ろ、レッドマンが仁王立ちで登場するのですが、いわゆる“正義の味方的な登場”ではないため、戸惑いに近い感情を覚えたのは確かです。これを「霧の中から現れた時の絶望感」と表現したネットコメントはまさに言いえて妙。
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またそのほかの話も、始まったかと思うとひたすらにタコ殴りが始まったり、回によってはタコ殴りからスタートしていたりします。その奔放な戦い方ゆえか、以前にニコニコ動画で放映された際には「赤い通り魔」というコメントが飛び交うほどでした。

こうした背景をふまえると、かけ声の「レッドファイト!」は、怪獣にとって死亡宣告に等しいとも言えるでしょう。
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・BGMがこわい
いざ戦闘!となると、きわめて不穏なBGMが流れます。ヒーローが正義のために戦っているときは勇ましい音楽である、という先入観にとらわれた我々にも問題があるかもしれないのですが『レッドマン』のBGMは見てはいけない何かを見てしまっているような不安な気持ちを駆り立てます。

・カメラワークがこわい
解説にもあるように、現在の円谷プロダクションの社長が務めた撮影が斬新なのです。観た人からは「カメラワークがどんどん進化しているのだけど、サスペンス方面」「ブレアウィッチみたいなブレで不安になる」などの感想が出ています。確かに、第3話のころは“共謀者のような付き添う視点”だったのが、6話では“草むら越しの目撃者視点”が多用され、最終的には“殺された怪獣視点”で終了します。第7話では“投げ飛ばされた怪獣視点”も導入され、自分がレッドマンに襲われているような体験ができます。ちなみにこの回の最後は、レッドナイフを食らう怪獣視点でキッチリ〆ています。kusamura-500x380.jpg

・武器のレッドアローが鋭利でこわい
鋭く、長いのです、本当に。子供に絶対マネさせたくない鋭さと長さを備えた『レッドアロー』がメイン武器なのですが、これで貫かれた怪獣は気の毒です。また『レッドナイフ』というナタのような刃物もリアルさをかもし出しています。
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・力の差が圧倒的なのがこわい
軽快なレッドマンに対し、怪獣の動きが老人のようにゆるやかな場合があります。こうした弱者を思わせる怪獣に対しても、容赦なくパンチを浴びせ、時には首をへし折るレッドマン。圧倒的です。
ちなみに5話で登場するブラックキングは有利に戦いを進めていたように見えるのですが、突然死したかのように見えてしまいます。これも力の差がなせる業なのでしょうか……。

・トドメが徹底的でこわい
相手が倒れたとしても油断しません。ひたすら殴った後は、レッドフォール(怪獣を投棄する)やレッドアローでキッチリ、とどめをさします。
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特筆すべきは第8話のドラコ戦。前述の鋭利なレッドアローを使い、ドラコをメッタ刺しにします。その勢いたるや、レッドアローが折れるほど。多くのネット民を戦慄させました。朝、これを見てから学校や幼稚園に行った子供たちが、今の日本を支えているのです。
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いかがでしたでしょう。
「レッドマン」の単語でTwitterを検索するとわかるのですが、一部のタイムラインは、公開の18時になると異常に活性化しています。
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1話あたり3分弱とコンパクトなのですが、見ごたえは十分。中毒性もきわめて高いです。ただし、一説には130話有るとのことなので、気長に毎日追いかけたいところです。
(※古い話は非公開になっていくので、要注意)

さあ、あなたも「レッドファイト!」  \(^o^)  ←キメポーズ
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赤いあいつ『レッドマン』登場!(月)~(金)毎日配信中!【リバイバル配信】
https://www.youtube.com/playlist?list=PLwDaeL3aOb-x8wxSdbJvG0zOPGYLGz0tD

『レッドマン』 第1話 -ダークロン登場-

※画像はYoutube 円谷プロダクション公式チャンネルより引用

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