現在放映中の『お義父さんと呼ばせて』など、おじさまが活躍する作品も多い今日この頃。そんな“おじさん俳優”と呼ばれるのは大体、40代~50代くらいの世代。しかし実は、もっと上の世代である、“おじいさま俳優”たちも大活躍中。
映画界では「金無し、先無し、怖いモノなし!ジジイが最高!」「俺たちに明日なんかいらない!」というキャッチコピーの通り、ちょっぴり強面なおじいさまたちが何ふり構わずブイブイ言わせる作品、『龍三と七人の子分たち』が大ヒットを記録しました。公開中の映画『人生は小説よりも奇なり』、『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』でも、おじいさま俳優たちが大活躍。
中でも4月16日(土)に公開する映画『グランドフィナーレ』の主演を務めるマイケル・ケインは、本日3月14日で、なんと83歳を迎える世界的おじいさま俳優の代表格! 今回はマイケル・ケインの誕生日を記念し、時に渋く、時に愛らしい、そして若い頃も相当ハンサムだった彼の魅力を徹底解明します。
【魅力1:“渋さ”がステキ!】
マイケル・ケインの魅力といえば、まずこの“渋さ”。特に彼の主演作でもある映画、『狼たちの処刑台』は、マイケル・ケイン史上、最も渋い! との呼び声が高い作品です。妻の最後を看取れず、さらには心の支えである大切な友人もギャング団に殺されてしまい、怒りと哀しみに満ちた主人公、ハリーを熱演するマイケル・ケインが、一人一人と、犯人を片づけていく様や、危機的状況に陥っても表情ひとつ変えないところがとにかく渋い。
【魅力2:若者には出せない気品!】
4月16日(土)より公開の最新作『グランドフィナーレ』では、引退した世界的有名な音楽家フレッドを演じている。フレッドは、英国女王から演奏の依頼を受けるというほどの音楽家であるが、マイケル・ケインはその功績を認められ、英国王室よりSir(サー)の称号をうける数少ない英国を代表する俳優。本作では、ヨーロッパ映画賞男優賞を受賞。また、栄誉賞も同時に贈られた。ベテランで気品あふれるケインはまさに本作の役どころにぴったり。
【魅力3:若かりし頃もハンサム!】
そんな“渋さ”と“気品”を兼ね備えるマイケル・ケイン、83歳。勿論、そんな彼にも若かりし頃が。若い頃はイケメンという言葉よりもハンサムという言葉で表現した方が良いような、そんな上品で何だかあやしげな雰囲気漂う男前。冷ややかな視線、ちょいと長めな下睫毛がまた色っぽい。そして、めがねにスーツ姿が似合うところは若い頃から変わっていない様子。ファンの間では、「ずっと見ていられる」「マイケル・ケインのまつげになりたい」「めがねになりたい」などと言った声も聞こえてくるほど。
『燃える戦場』(69)では、イギリス軍二等兵役で、日本軍少佐役の高倉健と共演したことも。ぜひ過去の出演作もチェック。
ハーヴェイカイテルと世界的おじい様俳優の豪華共演も見所の『グランドフィナーレ』は4月16日より公開。
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