私たちの生活はいろいろなモノで囲まれていますが、正式名称が意外と知られていないモノもたくさんあります。ここでは、そんな正式名称が知られていないモノを5つ紹介します。
1.パンチパーマ
パンチパーマの正式名称は『チャンピオンプレス』といいます。『パンチパーマ』は1970年代に福岡・北九州市在住のある理容師が黒人の髪形をヒントにして作成し、「これ以上にない」という意味から『チャンピオンプレス』と名付けたそうです。その後、当時大流行していた雑誌『平凡パンチ』にあやかり、関西の理容器具関連の商社によって『パンチパーマ』と名前を変えて発信されました。
2.非常口に描かれている人
非常口に描かれている、緑色の逃げている人は『ピクトさん(場合によってはピクトくん)』といい、英語で絵文字を意味するピクトグラム(pictogram)からきています。一般的には『非常口の逃げている人』などと呼ばれることが多いですが、一部の舞台関係者などは『ピクトさん』または『ピクトくん』と正式名称で呼ぶことが多いそうです。
3.食パンの留め具
食パンなどの袋を留めるプラスチック製の留め具は、『バッグクロージャー』といいます。これはアメリカで1952年にリンゴを詰めた袋を閉じるために考案されたもので、その後パンにも用いられました。一般的に『食パン袋を留めるアレ』などと呼ばれていますが、現在日本国内で『バッグクロージャー』を生産しているのは1社のみだそうです。
4.プチプチ
通販などで商品を買った時、商品の破損を防ぐために同封されている『プチプチ』ですが、これは正式には『気泡緩衝材』といいます。この『気泡緩衝材』はポリエチレン製の膜の間に気泡を作った包装材で、衝撃から商品を守るために開発されました。この『プチプチ』、もとい『気泡緩衝材』ですが、最近ではホームセンターなどでも簡単に購入でき、ストレス発散のために買う人も多いそうです。
5.視力検査のC型の輪
視力検査で用いられるC型の輪は、正式には『ランドルト環』といいます。これは、フランスの眼科医・ランドルトが考案したもので、世界共通で用いられている視力検査用の記号だそうです。日本では、『ランドルト環』とともにひらがなやカタカナが使用されていますが、海外では”E”字などが『ランドルト環』とともに使用されているようです。
私たちの身の回りにはまだまだ意外と正式名称が知られていないモノがたくさんあります。これらの正式名称を知っておくと、酒の席や合コンでの話のネタになるかもしれません。
※画像はすべて『写真素材 足成』(http://www.ashinari.com/)より
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