テレビでは、Twitterを見てやってきた若者たちがデモにやってきたというイメージでしたが、実際は中高年の方々が非常に多いように思いました。一方で、太鼓などで音楽を鳴らしたり音頭を取っているのは時間に自由がききそうな職業の若者っぽい人が多いように思いました。ホワイトカラーレイヤーの人は少ないのではないかもしれません。7時前くらいに帰ったので、なんとも言えませんが、ぼくが見た限り、中高年が多いように思いました。もしかすると、午後8時までいると、若い人がもっと集まるのかもしれません。
テレビのようなヒステリックな雰囲気は余り無いように思いました。「再稼動反対」のリズムがお祭りのようです。
警察の誘導に従って、非常に礼儀正しくコントロールされたデモのように見えました。再稼動反対デモは礼儀正しすぎて、岸和田のだんじり祭りの方が1024倍デモに近いです。言い換えると、政治家の立場から見ると、脅威に感じないデモのように見えました。
警察の誘導でデモの開催地域が、財務省前や国会議事堂などに、分散されていて、デモの規模が見えにくいように思いました。正確な人数はだれも把握できないように思います。今回は、首相官邸の前が立ち入り禁止になったため、警察の誘導に従って、国会議事堂前でデモを行いました。熱心な方々は、前のほうにいましたが、街頭沿いのへりにすわって、マッタリしている人も多かったです。時間帯が遅くなればもっとヒートアップしていたのかもしれません。
断言はしませんが、デモ参加者15万人は、怪しいかもしれません。あんなにいろんな省庁がある首相官邸周辺に15万人も存在できる面積は物理的に無いように思いました。よくよく考えれば、15万人って、すごい数です。さいたまスーパーアリーナで最大4万人弱です。その人数でも無理です。15万人はその4倍です。それだけの人数が同時に、東京の中心部の歩道を歩ける物理的面積は無いと思いました。立ち代り入れ替わりで15万人かもしれませんが、それでも苦しいように見えました。GLAY EXPOが20万人で以下のような様子です。これくらいの面積が首相官邸周辺にあるようには見えないように思いました。
同時に、人が集まって行動することのエネルギーは感じました。何かを変えるかもしれませんが、危機感を感じる雰囲気はあまりありませんでした。ぼくが政治家なら、「ほっとけばそのうち、静かになるんじゃないかな?」と思いますね。
ただ、これだけの人が再稼動に反対しているという事実に対して、国はなんらかの反応を返すべきだと思いました。