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エバグリーンでは、週1で1歳と当歳の馬体重を測っています。これは、細かく調べることで、正確な月齢体重を調べられるのと、対外的に「最低限の管理」と思ってもらえるメリットがあります。因みに、ボディコンディションスコア(BCS)に関しては、体重の増減と必ずしも一致するわけではないので、数字をそのまま鵜呑みにはできません。ただ、藤沢が現場にいない状況でも、「体重±◎kg」と報告を受けることで、個体管理はしやすくなりますね。完全に数字を信用するわけではないのですが。

さて、今年の明け1歳ですが、いつもよりも小型な気がするんですよね。そう思って、表にまとめてみました。

結果は、ビンゴ。
2019年産よりもわずかに重いですが、ここ5年では一番小さいことがわかりました。
気になるのは早生まれが多い本年度で何故体重が低いのか不思議。イメージだと、「早生まれは大きく、遅生まれは小さい」だったのですが、月齢でみると決してそうではないのがわかります。むしろ、この表から分かるように、因果関係はあまり無さそう。一番遅生まれである2020年産は全体2,3位の重さですし。体重増については、誕生月と因果関係は少しありそう。2024年産以外では、早生まれの方が、体重増は多い傾向。ただ2024年産は、9→10ヵ月齢の体重増が一番大きく、8→9ヵ月齢の体重増よりも唯一、9→10ヵ月齢の体重増が上回っている。これは、飼養管理によるものでしょう。サイズの小型化とBCSの低さが心配で、例年よりも飼い葉量を増やしました。また、今年は9→10のタイミングが比較的暖かかったのも関係していそうだ。
今年の秋から冬にかけての飼養管理は、BCSを見ながら調整していたため、冬の入りに余裕がなかった。これは反省点。

「大きくなりすぎて、春先の急成長時に脚元が不安な子は、すこし体重増もコントロールしよう」と考えたのがまずかったですね。そんなことは考えず、冬に入る前に、BCSは6を目指す。これが大事です。多分。

おわり