藤沢の小さい頃の夢は「ウルトラマンになる」でした。
小さい頃といっても、流石にそんな非現実的な「将来の夢」を語るのは小学生ではなく、年少や年中の頃だったと思います。あの頃はなんだったんでしょうね。おそらく、単純に「悪い怪獣を倒す、ウルトラマンがかっこいい」という凄く当たり前な感覚だったと思う。
今、大人になって、改めてウルトラマンを観ると、もうちょっと違う感情が芽生えます。
怪獣が街を破壊して、人間がまず攻撃して、敵わないとみるや、ウルトラマンが助けにくる。
大体はこの流れに。
この時のウルトラマンは
「あ〜怪獣がまたでたのか〜だりいなぁ。倒しにいきたくね〜人間がんばれ〜」
「人間よっわwww」
そんな気持ちには、おそらくなっていない。
でも、
「よし!またでたか!地球の平和を守る為、悪を退治する!」
「これを倒したら、俺ヒーローやろなあ」
こんな気持ちにもなっていないと思う。
こんな安っぽい使命感とか承認欲求で動いているのではなく、もっと単純な「こうしたいからこうしてる」、「なんか闘う」、それくらいの感覚。
何者かになりたい
そういうのではないなって、見てて凄く思いました。
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