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【スペシャル対談】 NoGoD・団長PRESENTSイベント“BIG MOUTH ROCK FESTIVAL-2014-”

2014/05/30 06:00 投稿

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NoGoD・団長がイベントをプロデュース。
幅広いジャンルのアーティストとの交流がある団長がリスペクトし、
共演したいと切望するバンドが6月14日、川崎クラブチッタに集結する!

NoGoD DANCHO PRESENTS
BIG MOUTH ROCK FESTIVAL-2014-

2014年6月14日(土)
川崎CLUB CITTA'
OPEN 15:15 / START 16:00
adv¥4,100 / door¥4,600 + 1drink

【出演】NoGoD/THE冠/jealkb/石鹸屋/BugLug/
MEANING/lynch.


【チケット】発売中
ぴあ(P:228-067)/ ローソン(L:74879)/ e+ / GET TICKET

【問合せ】DISK GARAGE : 050-5533-0888(平日12:00~19:00)

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「FOOL'S MATE channel」では、このイベント出演者によるスペシャル対談を決行した。

参加者はこちら。

団長(NoGoD)
葉月(lynch.)
冠 徹弥(THE冠)
厚志(石鹸屋)
※同席したhellnian(石鹸屋)も途中参戦!

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

(インタヴュー・構成=杉江由紀)

――来る6月14日、クラブチッタ川崎にて“BIG MOUTH ROCK FESTIVAL”が開催されるわけですが、本日は参加アーティストの中からNoGoD、THE 冠、lynch.、そして石鹸屋の各代表者の方々にお集まりいただきました。最初に、オーガナイザーである団長からご挨拶をお願いいたします。
団長:えっ。そんなオーガナイザーなんて呼ばれたの、初めてですよ(笑)。
:なんかカッコ良いな! オマエ(笑)。
団長:いやいや。俺は単におもしろいことがやりたくて、今回ここにいる皆さんに声をかけさせていただいただけですから。ほんと、皆さん協力してくださってありがとうございます。
――そもそも、“BIG MOUTH ROCK FESTIVAL”の企画は何をきっかけ起ちあがったのですか?
団長:あのですね。前からずーっと“フェス”には出たいと思っていたんです。やっぱり、若い頃なんかは観に行く側としてよくフェスには参加していましたからね。“LOUD PARK”とか。今こうして自分もロックバンドをやっている以上、今度はフェスに出る側になりたいんですよ。ところが、この白塗りを始めてからというもの、どうもフェスの業界が遠くなってしまいまして(笑)。いかんせん、化粧をしているバンドにとってはロックフェスの敷居って高いものなんですよ。
――近年はその風潮にも少しずつ変化は出てきていますが、たしかにどのフェスもアウェイな雰囲気になりがちなのは否めません。
団長:でもね、そこで思ったんです。誰もフェスに呼んでくれないなら、自分でフェスをやっちゃえばいいんだ!って。
――Do it yourself.ですね。
団長:そうそう。まさにDIY精神でフェスというものをやれば、普段だったらなかなかイベントで絡めないような人たちともご一緒できるんじゃないかな?と思ったんですよ。どうしても、傍からは化粧をしているだけで閉鎖的だと受け取られがちなんですけど、それが僕はすごくイヤだし悔しいんですね。今回の“BIG MOUTH ROCK FESTIVAL”はそういうところもすべて取り払った次元で、自分が純粋にカッコ良いと思うバンド、おもしろいと思うバンドと対バンするフェスっていうスタイルにしたかったし、形式としてもヴィジュアル系バンドのNoGoDが主催するフェスっていうより、白塗りのオッサンがオーガナイザーですっていう方が(笑)、お誘いするバンドさんたちの方もきっと出やすいんじゃないかなぁと考えたわけです。
――では、ここからは各出演バンドにオファーをした具体的な理由についても伺って参りましょう。まずは、THE 冠について。
団長:俺にとって、冠さんはメタルヒーローのひとりだからです。
:あざーっす!!
団長:冠さんが昔やっていたSo What?というバンドは、自分の好きなヘヴィメタルやハードロックをほんとに楽しく見せてくれる、そして聴かせてくれるバンドだったんですよ。まだ若かったあの頃、何回もライヴを観させていただいていましたし、当時テレビで冠さんがデーモン小暮さんにケンカを売っているのを見た時も、その心意気に惚れました。
:そんなこともあったなぁ。向こうからしたら別に全然悔しくなかったはずやねんけど、「悔しかったらかかってこいや!」なんて噛みついていってた(苦笑)。
団長:いわゆるジャバメタの流れとはまた違うスタンスで、メタルが下火になってしまっていた90年代に、ひとり身体中に鎖を巻いてヘヴィメタルをやっていた冠さんの姿にはとにかく感銘を受けたし、憧れてもいたんです。その後、何年か前にAIONさんとかと一緒に出させてもらったイベントでようやく冠さんと出会うことができまして、それ以来とても良いお付き合いをさせていただいております。
:団長とは呑みの席で、これから日本のメタルをどうしていこうかという熱い談義をよくしてますね(笑)。
団長:だからもう、自分がロックフェスをやるなら冠さんには絶対出ていただかなきゃ!という気持ちがあったんですよ。日本のメタルをずっと背負ってきた人であり、その最先端にいる人でもありますから。
――そんな団長からのラブコールを、冠さんは今回どのように受け止めたのでしょう?
:僕もフェスにはほとんど呼んでもらえないんですよ(笑)。だから呼んでもらえたということですごく嬉しかったです。しかも、主催しているのが俺より10コ以上歳下だけどメタルをこれだけ愛する団長でしょ。その団長が呼んでくれてるんやったら、ちょっとでも力になれたらと思ってね。一緒に出るバンドさんたちも、めっちゃ好きな人たちとか、おもしろそうな人たちばっかりやったし。これはもう出るしかないやんけ!っていう気持ちでした。
――その“おもしろそう”という意味では、今回のメンツの中だと石鹸屋も実に希有な存在感を持ったバンドさんですよね。
団長:実はですね。僕ら、石鹸屋さんとは今度が初対バンなんですよ。
厚志:よろしくお願いします。
団長:こちらこそ(笑)。というか、これまでにも話自体は何度かあったんです。石鹸屋さんとやろう!というのは。ところが、お互いのスケジュールの問題でそれが実現できていなかったので、今回ようやく願いが叶ったかたちですね。
――石鹸屋といえば、同人界隈の出身ということで異色なロックバンドという印象が強いですけれども、団長は彼らのどんなところに惹かれているのですか?
団長:やっぱり、我々とはまったくの別次元にいるっていうところでしょうね。同人系からスタートしているということもあって、たとえばお客さんの付き方とか客層も全然違うんですよ。もちろん、ロックやバンドが好きだという点ではまったく変わらないと思うんですけど、あの他にはないノリや雰囲気を、今回のフェスに参加する人たちには是非とも体験してもらいたいんです。特に、ヴィジュアル系のシーンしかよく知らないっていう人たちには、衝撃を感じてほしいですね。僕自身、音楽のやり方そのものについて“こういうやり方があるのか”って、石鹸屋さんからは新鮮な刺激を受けましたし。あと、逆に石鹸屋さんのお客さんたちの方からしても、このフェスは不思議だと思うんですよ。“なんでこのメンツなんだ?”って(笑)。そこは不確定な未知数な可能性を感じながら、何が起きるか分からないっていうスリリングな楽しさをお互いに感じられたらいいな思うんですけど。
――不確定で未知数……ワクワクしますね。
団長:だって謎じゃないですか。石鹸屋さんのステージって、統一感ゼロなんですよ?
厚志:あ、それはよく言われます。「なんでメイドが1人だけなんだ?」とか(笑)。
団長:俺からすると、あの統一感ゼロでカオスな感じこそロックだと思うんですよ。
厚志:そうなんですよね。出身が同人なので、よく「アニメとかが好きなんでしょ」とは言われますけど、結局はどのジャンルであれ、出ている音がカッコ良ければ別にそれで良いのかなって。自分たちがこだわっていることがあるとすれば、その1点だけです。
――今回の団長からのお誘いについては、どのように感じいらっしゃいますか?
厚志:皆さんこれだけビッグネームの方ばかりなので、そんな中に俺たちが入ってしまって本当にいいのか?という気持ちは若干ありますね(笑)。でも、出させていただくからには自分たちの色を100%出せるようにしたいと思います。
――一方、lynch.と団長はどういったところからの繋がりだったのでしょう?
葉月:そんなになかったですよね、これまでは。
団長:ええ、そうなんです(笑)。
――だとすると、今回はなぜ参加することになったのですか?
葉月:なんでだろう? 僕もなぜだかよく分かってません(笑)。すべて決定してから「出るから」って言われたんですよ。
:おい、ほんまか(笑)。
葉月:まあ、前に対バンは2回か3回くらいしたことはあるんですけどね。
団長:元をたどると、ギターの玲央さんにはlynch.が始動する前からよくしていただいていたんです。その後、lynch.になってからも俺は個人的にあの独特のスタンスが好きなんですよね。音としてはエクストリーム寄りなところもあるんだけど、その中にもちょっとゴシック感があったりだとか、メロディに歌謡感が漂っていたりして、詞も基本的には日本語でやっていらっしゃるし、日本のロックバンドとしての個性を強く持っているじゃないですか。だから、ずっともっとちゃんと絡みたいなとは思っていたんです。ただ、バンドとしてのカラーがlynch.とNoGoDではあまりにも違うせいか、同じレコード会社に所属しているにも関わらず、これまではなかなか接点を持つことができなかったんですよ。
:そういうもんなんやね、ふーん。
団長:でも、そんな中で、先日“MONSTER BOX”というイベントで久しぶりにご一緒させていただきまして、その時に玲央さんに「もしイベントとかやる時にはお声かけさせていただいてもいいですか?」って訊いたら、「いいよ! 一緒にやろうよ」って言っていただけたんです。スケジュール的にも大丈夫とのことだったので、この機会を逃したらまた数年は会えないかもしれない!という危機感もあって(笑)、それで今回は必死にブッキングさせていただきました。
葉月:ありがとうございます。
――ちなみに、団長の眼からフロントマン・葉月くんはどのように見えますか?
団長:俺とか冠さんとかjealkbさんとかの場合、ステージではMCでちょっと小粋なしゃべりをしたり……なんていうこともあるわけですけど、葉月さんみたいにただただ色気で観客を魅了するっていうあの存在感は絶対に真似できないものだなと思いますね。エンターテイメントとして、あれは素晴らしい。
葉月:そうでもないですよ、僕。ライヴでは普通にしゃべりますし。
団長:でも、葉月さんってたった一言でも会場を沸かせることができる方じゃないですか。俺なんか、盛り上げようと思ったらしゃべり倒して笑いを取るしかないのに、さらっと「俺たちについてこい!」くらいのことを言っただけで、この間のイベントでもその日一番の沸き方をしていましたからね。正直、あれは“ズルいな”と思いました(笑)。
――つまり、羨ましかったのですね?
:団長、ブスやもんなー(笑)。
団長:そこは、我ながら否定できないところです(苦笑)。それに、僕はそのイベントの時に楽屋でも驚いたんですよ。会場が新木場コーストだったんですけど、あそこはお風呂があるんですね。それで、“あれ? 葉月さんが見あたらないな”と思ったら、ちょうどお風呂に入っていたらしくて。そして、そのお風呂上がりの葉月さんがもうめちゃくちゃ色っぽかった!
:バスローブ姿やったんやろな(笑)。
団長:水も滴るイイ男って、こういうことを言うんだなって思い知らされましたよ(笑)。
:声もすごい色気があるしねぇ。この声を生で聴いたことがないっていう人には、今回のフェスで聴いてもらいたいよな。
――かくいう葉月くん自身は、どんな姿勢でこのフェスに臨むおつもりですか?
葉月:そこはいつもどおりですね。僕らも、昔からいろんなジャンルのバンドと対バンをしていて、“ジャンルの壁を壊したい”って必死になっていた時もあったんです。だけど、そう思いながら構えて挑むと確実にスベってきているという事実があるので(笑)、結局はいつもどおりにlynch.としてのステージをやった方がいいんですよ。ジャンルも何もなく、ロックはロックでそこに壁はないという気持ちで潔くやった方が、オーディエンスにもより響くような気がします。壁を壊すぜ!って思うその気持ちこそが自分にとっては一番の高い壁になったりするので、今度もごく普通にやるだけです。
――さて。今回のフェスにつきましては、ほかにもjealkb、BugLug、MEANINGが参加を表明しています。彼らについても、団長からコメントをいただけると嬉しいです。
団長:jealkbさんも、これまで対バンする機会がありそうでなかったバンドのひとつなんですよね。世間的には、jealkbを“お笑い芸人が片手間でバンドやってるんでしょ”的に見ている方も多いと思うんですけど、実際にライヴを観てみるとすごくカッコ良いんです。haderuさんも歌がうまいですし。コントやダンスを取り入れたり、これほど本当の意味でヴィジュアル系としての見せ方を心得ているバンドも今やそういないんじゃないですかね。中には食わず嫌いをしている方もいると思うので、完成されたエンターテイメント性を持っているバンドとして、今回はあらためて皆さんにjealkbを観ていただきたいなと思います。
――では、MEANINGについては?
団長:MEANINGさんに関しては、もともと自分の好きなバンドだっていうのがあるんですけど、なんとあちらからも対バンしませんか?というお話を、以前からいただいていたんですよ。
――渡りに船とはこのことですね。
団長:これまたありがたい話です。「いいんですか? ほんとにウチと一緒で」っていうのもありつつ(笑)、とても嬉しかったので、今回はこちらの方から出ていただけますか?とお誘いしまして快諾していただけました! なにしろ、MEANINGさんといえば今はPIZZA OF DEATH RECORDSさんにいるじゃないですか。僕なんかは完全にハイスタ(Hi-Standard)世代なので、その辺でもなんとも感慨深いものがあります。今回のメンツの中では、最もフェス寄りというか、いわゆるキッズに圧倒的な支持を得ているバンドでもあるので、MEANINGのお客さんたちがこの“BIG MOUTH ROCK FESTIVAL”をどう楽しんでくれるのか、というのも興味深いところですね。
――最後になりましたが、BugLugとの逸話についてもお願いします。
団長:それがですね。このフェスを発起するにあたって、俺を真っ先に“けしかけた”のはここの下手ギターの優っていうヤツなんです。お互いヴィジュアル系というフィールドにいるわけなんですけど、一緒にいる時によく話すんですよ。今このシーンに渦巻いている飽和感とか閉塞感について。そういった時に、俺が「何かおもしろいことできねーかな」とか「フェス出てーな」と半ばグチ混じりで発した言葉に対して、優が「団長だったら自分でフェス開いちゃえばいいじゃん!」って言ったんですよ。
――優くんは影の立役者だったと。
団長:アイツの言葉がなかったら、このフェスがこのタイミングで実現することはなかったかもしれないです。その話をした次の日にすぐ、事務所の社長に「やりたいです」って言ってすぐチッタを押さえてもらいましたから。それで、優にも「絶対出てね!」って言ったら「はい!」って応えてくれました。
――BugLugにはどんなステージングを期待していますか?
団長:BugLugは、今のヴィジュアル系の流れもちゃんと意識していて、衣装とかメイクもすごく洗練されているバンドですからね。そのうえで、音楽的にはオルタナティヴなことをやっているし、上質なロックをやっているんですよ。そういう彼らのカッコ良いところを、普段BugLugを観ていないような人たちの前でも披露してもらいたいし、彼らがこの場でどう闘うのかを僕も見てみたいです。
――ロックという共通言語のもと、今回の“BIG MOUTH ROCK FESTIVAL”ではダイナミックで斬新な異種格闘技戦が繰り広げられそうですね。
団長:何より、このフェスについては自分自身が思いっきり楽しみたいという気持ちでいっぱいです。もちろん、NoGoDはNoGoDで自分たちらしく真剣にビシッとやらせてもらいますけど、やるにしても観るにしてもとにかく純粋な気持ちでいられる1日になると思います。だって、今時こんなにクリーンなフェスってないと思いますよ? 政治力一切なしですからね。自分の好きなバンドさんたち、出ていただきたいバンドさんだけにお願いして、実現したフェスですから。
――ここは来てくれる方たちにも、偏見や先入観なしのクリーンな気持ちで参加していただきたいところですね。

 

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