カルモア釣査団の大西です。
今回のヒラメの泳がせ釣りは今年最後のビッグワンフィッシングとして釣査団の歴史に刻んでやろうと随分前から楽しみにしていました。
仕事中(デスクワーク)も気がついたらヒラメが釣れているシーンの妄想ばかりで仕事が捗らないこともありました。
自分でもいつから泳がせ釣りに興味を持ち始めたか考えてみると生き鯵を使ったアオリイカからではないかと思いました。
それまでは生き餌を用意→活かしておくことに手間がかかるので面倒と思っていたのですがやってみると小さなクーラーボックスに1000円ほどのブクブクがあればできることに気づきました。
さらに生餌さも釣具屋(関東だと釣具のポイント)で売っているので現地調達のリスクを背負わなくて済むので一気に身近な釣りに。
そこからわらしべ長者釣り、東京湾の河川で行ったボラ泳がせのシーバス放送、三浦でトウゴロウイワシを使ったシーバスと何れも釣れたわけではないですが、わらしべ釣り以外はヒットまで持ち込み食物連鎖の上層部にいるシーバスとの距離を縮めることができました。
泳がせ釣りの魅力は何かと考えてみたのですが正直、ロマンがあるとしか思いつきませんでした。
小魚が海中を泳ぎまわる様子、大きな魚が回遊してくるかの期待、大きな魚がそもそも何であるか、浮きが沈む瞬間、竿先がグン!とする瞬間、合わせた時の重量感。全てがある意味非日常的。
釣りが好きな人なら釣り物に関わらず身震いするような興奮を言葉で表現するのは難しいと思います。例えターゲットが5cmの魚であっても。
だからカルモア釣査団は身体で表現しているのです。それが一番解りやすくストレートに伝えられますからね。
前ふりが長くなりましたが、そんなロマンを抱いて房総半島にヒラメを狙いに行きました。
餌は横浜のポイントで購入し意気揚々と鴻巣さんとの待ち合わせ場所に。
運転中、ふと気づいた事が。
生き餌のクーラーボックスにブクブクを入れ忘れている。
停車して入れようと思ったのですが、道路が超渋滞で停車すら厳しい状況でした。
永野氏と生き餌のウグイの生命力を考えてみたところ、海水でも40分は生きていられるし、
弱っても直に復活するので3、40分くらいなら大丈夫だろうと。
が、その憶測が甘かった。
鴻巣氏と合流しボックスを確認してみるとウグイが半分以上ひっくり返って虫の息…。
まずい。
ウグイの生命力を信じ、直にブクブクを入れ様子を見ましたが復活どころか次々に死んでいきました。どの道死ぬ運命にあるウグイですが死なせ方が酸欠だとこいつらも無念だろうと申し訳ない気持ちになりました。
仕事でミスをしても謝れば済む事ですが、今回は取り返しのつかない事をしてしまった罪悪感に苛まれました…。
釣ってもないのに100あったテンションが-100スタートに。
生き残った5匹のウグイでは3時間は持たないので現地調達することに!
現地に到着。
予定ではトウゴロウイワシがいるはずですが、そこにいたのは何とカタクチイワシ。
餌が確保できるだけでなく、カタクチイワシがいるということはそれを食べに大きな魚もいるはず。
なんだか勝利が見えてきた。
あとは仕掛けを準備し、時を待つだけ。
案の定、サビキでイワシが大量に釣れるため餌は問題なし。
カタクチを餌にし投入。
放送中は体温を上げるためとにかくカロリーのあるものを食べました。
ポテチ、プリン、チャンジャ。現地で食べると倍美味しい。それを見ている視聴者も倍美味しく見えるみたいですね。
基本はぶっ込み釣りなのでだべりながら竿先を見ていると
グンッ
グングンッ!!
きた!きた!!
ヒラメか?!
ここで即あわせは厳禁。まずは気付かれないようにラインを送ります。
送れど送れどラインが持っていかれるので咥えたままなのは間違いない。
後は針ごと飲み込んでいるかどうか。
それを判断するのは「ヒラメ40(秒)」といわれるように飲み込むまで辛抱して待つしかありません。竿を手に取りさらにラインを送ろうとしたところ勢いよくひったくられたためこれは間違いなく飲み込んでいると判断し合わせを入れました。
竿から伝わる根掛りとは違うズンとした重量感。
乗ったーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
いつもそうですがここからのやり取りは興奮のあまりタイムシフトを見るまで飛んでることが多いのです。長いファイトのような気がしたのですが、タイムシフトを見たところ一瞬で何じゃこりゃ~と叫んでいました。
そうなんです、釣れたのはヒラメではなくクロアナゴ。
※以前釣れた奴で代用…
今回もやりましたね!
狙っていない時に以前狙っていたターゲットが釣れるパターン。
負け惜しみじゃないですが言わせて下さい。
釣りは釣れたら何でも楽しいw
まあガッカリ感が付きまとうのはちょっと勿体無い気になりますけどね。
これがクロアナゴを狙っている放送なら歓喜なはずですから。。
その後はアタリはあるもののヒットまで持ち込むことができず、結局4時間放送しましたがヒラメは釣れませんでした。
ヒラメはまだまだ遠いですね。
今回で理解した事は泳がせは藻場や岩礁帯より砂地がやりやすくていいと思いました。
また生き餌はイワシだとライントラブルが多いのに比べ、ウグイは殆どありませんでした。
生餌によってハリスの長さを変える必要があると思います。
現地調達の餌についてはそのとき釣れるもの、特にカタクチイワシ、トウゴロウイワシ、ヒイカ、キスなら何でもいいかと思います。グレやメバルは経験上反応は良くないです。
数少ない経験ですが、徐々に積んでいきいつかはヒラメを釣りたいと思います。
クロアナゴの料理
カタクチイワシ、クロアナゴのてんぷらは最高です!!!!!
煮付け
(骨が多いため、尻尾の方は不向き)
今回も長い間ご視聴ありがとうございました。
今年の実釣番組はMTCWさんのトラウト放送で終了しましたが、後援会放送、特番(収録動画)がありますので年内もまだまだ宜しくお願いします!!
コメント
コメントを書く