ぬこまた釣査団

【レポート】カルモア釣査団 河川遡上のマルタ釣り!その名もマルティング

2016/04/11 10:14 投稿

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  • カルモア釣査団
いつもご視聴いただきまして誠にありがとうございます。
カルモア釣査団 隊長の大西です。

昨年に続き、マルタを狙って多摩川まで行きました。




産卵のため海から河川へ遡上してくるマルタ。
桜の咲く時期に遡上し、散る頃には産卵を終えて川を下ることから、
多摩川では春の風物詩とされています。

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産卵期は側線に橙の婚姻色がでて美しい色合いに。
見た目の美しさもターゲットとして人気の所以だと思います。

まずは定番のスプーンからスタート。
マルタは瀬に卵を産み付けるので遡上しているかどうか判断は一目稜線。
瀬でバシャバシャやっています。今回もエントリーした瀬にマルタがついていたのですが、
凄くピンポイントで居るのは対岸のみ。

こちら側は流れが合流し流速が緩くなった筋にマルタがついていたのですが、
アタリかスレか分からないちょっとした生命反応があるだけで超ハードモード。
昨年の楽しい雰囲気がまるでない状況。


これでは春が始まらない。
一回迷走タイム。


多摩川開幕戦で黒星スタートは非常にまずいので、イージーにマルタが釣れたら
切り替えようとしていたフライタックルを釣るための
ローテーションの一つとして投入することに。

所作については突っ込みどころ満載かもしれませんが、
飛距離を伸ばす練習をしてこの前よりは随分飛ぶようになりました。


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次のステップとして重要なライン捌き。
放送中はこれに悩まされました。どういうことかというと、上記写真の川筋ですが、
半分は流れが緩く、向こう半分は激流になっています。

フライを流すとフライだけが先に流れてしまい、手前のラインが流れず
フライを引っ張ってしまい長い時間フライを見せることができませんでした。
(フライが浮き上がって)

写真の右側、上流方向に投げ弛んだ糸を回収しながら流すと
良いコースを引くことができたのですが、これだとアタリが来ても解り辛いので、
瀬に立ちラインを下方に流すやり方でやっていましたがこれはモチベーションが続かず断念。


2回目の迷走タイム。
というかもう一択しかありませんでした。


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あの瀬の向こう側(パラダイス)に投げる。

幸いにも対岸の釣り人がこっちへ投げても良いよと言ってくれました。

釣れるポイントは殺伐としてトラブルも多い。
しかしここ多摩川はそんな雰囲気もなく皆が楽しく譲り合って釣りをしていました。
この時期しか遡上してこないマルタを独り占めにしようなんて考えている人がいないんでしょうね。
皆でマルティングという独特な釣りを共有することがそもそもこの釣りの醍醐味なのかも
しれません。

その釣り人の優しさで何とか今年もマルティングを皆さんにお見せすることができました。


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まだ婚姻色がはっきり出ていないマルタですが、これからしっかり飯を食い瀬に卵を
産み付けるので極力傷つけずリリース。

その後、フライに切り替え対岸の人に気をつけながらキャスト。

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何投目かにピンクのエッグフライにヒット。
普段のルアータックルはリールに頼りっぱなしですが、フライだと自分でラインをコントロールする
必要があるため、新鮮で釣りの初心に戻った気持ちで楽しめました。


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釣れたのはウグイ。
橙色の側線が複数あるのが特徴です。
ここ多摩川ではウグイは放流されており年々数は増えてきているそうです。

そして最後はなかなかのビックファイト。

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この竿の限界が読めないのとリーダーラインが1.5号ということもあり無理はできず、
慎重にのされながら下流へ下る魚にむしろこちらが抵抗している状態でやり取りさせられました…。

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これがマルティングです


去年から始めたくせに偉そうなこと言いましたが、自身ではこれが多摩川のマルティングだと
思いました。遡上の様子、釣り人の親切さ、魚のパワー、釣れるだけではなくこの季節限定の
雰囲気も総じてマルティング。この放送でお伝えできたかと思います。

高度経済成長期に一旦は汚れてしまい鮎やマルタが消えてしまった多摩川ですが、排水環境も整備さ

れ「清流」といえるほど回復した結果、またこうやってマルタ釣りが楽しめるようになりました。

釣査団では今年もこのマルティングからスタートし一年を通して多摩川の魚を追いかけたいと
思います。


今回も番組、ブロマガをご視聴いただき誠にありがとうございました。
次回放送は海上釣堀でハタを狙います。



是非、ご視聴下さい!

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プリンありがとうございました!
やはりプリンを裏切ったら駄目ですね…w


文=大西


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http://ch.nicovideo.jp/fimofishing/blomaga/ar841550


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