年々売上を伸ばしているアナログレコードプレイヤーほどではないものの、デジタル全盛期の今だからこそ、その魅力が見直されているのが、ラジオなど過去のコンパクトなオーディオたち。アメリカで、そんなヴィンテージ・ラジオのリペアや販売を行っている店が「レトロ・ラジオ・ファーム」だ。
https://youtu.be/7vtIh-SbuTg
オーナーをつとめるのはアレン・チャンさん。店に並んでいるのは、アメリカの昔のラジオたちだ。どれも1950年代などに作られたものばかりで、モトローラー、RCAビクター、ゼネラル・エレクトリックといった現在もその名が残っているメーカー製のものもあれば、すでにこの世に存在しないメーカーの商品まで、幅広く在庫を扱っている。
どれも、レトロで華やかな当時を彷彿とさせるデザインばかり。当時のトレンドだった派手なカラーリングやゴールドなどのパーツを使ったゴージャスなデザインに魅力を感じる現代の人たちも多いだろう。そんなレトロ・ラジオは全てチャンさんの手で分解され真空管や壊れた配線などをリペアして販売される。すでに生産されていない部品などは現存のものに差し替えられるようだが、50年以上も前のラジオが再び蘇るのだ。この「レトロ・ラジオ・ファーム」では、リペアした古いラジオのリセールに加え、古いラジオをMP3やブルートゥース再生なども出来る最新の仕様に改造したモデルなども販売されている。
古いラジオを修理してくれるサービスは日本にもいくつか存在するようだが、ビンテージラジオ独特の温かみのあるサウンドに夢中になっているファンも多いようだ。
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