ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演作品『ザ・ウォーク』が2016年1月23日(土)日本公開となる。本作は、1974年、NYのワールド・トレード・センター間をワイヤーロープ一本でつなぎ、高さ411m、地上110階の道なき空間に足を踏み入れて命綱なしの空中闊歩に挑んだ実在の人物フィリップ・プティが、フランスからニューヨークに渡り、誰もが思いつかなかった未知の世界にチャレンジするまでを描いたヒューマン・エンタテインメント超大作だ。
主人公フィリップ・プティを演じたジョセフ・ゴードン=レヴィットは、本作最大の見せ場である空中闊歩のシーンに絶対的なリアルな存在感をもたせるため、実際にワイヤーの上を歩けるようにしなければならなかったという。教えを乞う相手はプティ本人。レヴィットは「マンツーマンのワークショップで、8日間ぶっ続けでフィリップと過ごしたよ」と振り返り、続けてプティについて「ワイヤー・ウォークの方法を教わったわけだけど、彼が本当に教えてくれたのは、それよりもずっと幅広いものだ。フィリップにとっては、ワイヤーの上でバランスを取ることは、彼の人生と創造力のメタファーになっているんだ」と説明、プティと共に充実した時間を過ごした様子がうかがえる。
しかし、レヴィットが語るその充実した時間は、まるで映画『セッション』(14)で、その恐ろしすぎる鬼コーチぶりが話題ともなったフレッチャー先生(J・K・シモンズ)並みのスパルタだったことが判明!プティは「毎日午前9時から午後5時まで非常に疲れるワークショップをやった。休憩はわずか30秒。僕も昔そうだったんだ。ジョセフを休ませはしなかった」といい、相手がスターであったとしても容赦なくしごいたことを暴露。結果、そのスパルタは実ったようで、「まず床の上に置いたロープの上を歩くことから始めて、最終的に彼は、2メートルの高さに張った長さ9メートルのワイヤーを渡れるようになったよ」と明かしている。
スパルタを耐え抜いたレヴィットは、最終的にワイヤー・ウォークは演技とよく似ていると感じるようになったと語る。「最初の一歩はすごく難しい。いろいろと疑念が湧いてくるからね。その疑念を脳裏から消して、歓びや楽しさに集中するんだ。『自分にはできる、これは難しいことじゃない』ってね。演技と同じだと思った。頭の中で、『どうしよう。カメラが回ってる。みんなが見ている。失敗するわけにはいかないぞ』って考えてしまったら終わりだ。そうした考えを脇に追いやって集中しなければいけない。ワイヤー・ウォークと同じなんだ」。
1974年、当時世界一の高さを誇ったワールド・トレード・センター、NYにそびえ立つ摩天楼の中でも王者と呼ぶにふさわしい荘厳なツインタワー。この間をワイヤーロープ一本でつなぎ、命綱なしの空中闊歩にある男、フィリップ・プティが本当に挑んだ。不可能にも思えるこの男の挑戦は紛れもない実話であり、記録としても残っているが、なんと映像には残されていない。まさに実話を完全映像化したといえる本作、そう、この映像は、誰もが<100%未体験>である。なぜなら、この体験をした人間はフィリップ・プティ、世界でたった一人だけなのだから――。
https://youtu.be/weXzWvx2ybY
『ザ・ウォーク』は2016年1月23日(土)日本公開
■参照リンク
映画『ザ・ウォーク』オフィシャルサイト
www.thewalk-movie.jp
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