安全保障関連法案を巡り参議院平和安全法制特別委員会が紛糾し、鴻池祥肇委員長への不信任道義に、委員長がヒゲの隊長、佐藤正久議員にサッカーのキャプテンマークを渡すがごとく託すというプロレス的茶番が展開されたりと混沌としている状態だ。そんな中、テレビ各局は当然ながら国会からの生中継を行なっているが、「やはりテレビ東京だけは通常運転で安心する」との意見が多数ネット上に寄せられている。
ネット上には「朝の報道番組枠の時間帯なのに韓流ドラマをやっていた」「このタイミングで旅番組流すテレ東ぶれねえ」など安保法案の「あ」の字も無いキッチリタイムテーブル死守はすでに伝統といえる。
「何か大事件の時のテレ東」が注目されたのは1990年の湾岸戦争の時、各社がクウェートの戦場の模様を延々と中継する中「楽しいムーミン一家」と「三つ目がとおる」が高視聴率を記録。有事の際に横並びになりがちな報道各社の中での逆張り伝説は毎回注目されるようになった。
先日の栃木、茨城での大雨の報道中も午後のロードショーは「48時間」を放送。夕方のプライム枠でもたまごっち、アイカツ、ポケモンXY、NARUTO疾風伝のキッズ枠を通常運転で放送したテレビ東京。今日の安保法案が極めて日本の将来に関わる大事な案件だけに中には「他のテレビ局が安保法案の報道中にテレ東だけマジック1が点灯しているソフトバンクの優勝ビールかけを流す可能性があるのが怖い」との声もよせられている。