アメリカのワニ園から、赤ちゃんワニが13匹も盗まれるという前代未聞の事件が起きた。
https://youtu.be/aIPoXeSAGXk
1902年にアーカンソー州・ホットスプリングスに開設された老舗ワニ園<アーカンソー・アリゲーター・ファーム>。経営者ジェイミー・ブリッジスさんの祖父が1945年に同園を買い上げてからは、家族経営で愛情をかけてワニの飼育を続けてきた。
しかし先日、同園からワニの赤ちゃん13匹が盗まれる事件があり、2人の容疑者の行方をホットスプリングス警察が追っているようだ。監視カメラの映像には、マスクを着用した容疑者2人がドアを破って侵入し、ワニの赤ちゃんたちをバッグに入れて持ち去る様子がバッチリ映っている。たった2分ほどの素早い犯行だったというから、間違いなく計画的なものだろう。
盗まれた赤ちゃんのうち12匹は生後1年にも満たず、体長は約12インチ(約30センチメートル)。残りの1匹は約3フィート(約90センチメートル)ほどだという。
ちょうど普通の食べ物を食べられるようになり、ジェイミーさんたちにも慣れてきた時期だったというワニの赤ちゃんたち。ジェイミーさんは「とにかくワニたちが無事なのか知りたい」と心配している。「ワニたちは、私の赤ちゃんのようなものだ。自分の子どものように育ててきた。誰にも、うちのスタッフにさえも触らせることはなかった」と嘆いている。
非常にワニを可愛がっているジェイミーさんは、13匹が無事に戻ってくることを信じているが、もし戻さないつもりなら「ちゃんと面倒を見てほしい」と願っているそうだ。
この大胆不敵な盗難事件に対し、ネット上では
「ジェイミーさん、気の毒に...」
「いまはブーツ、バッグ、ベルトになっているかも。かわいそうなワニ...」
「夜間のセキュリティとして、巨大なワニを配置しては?」
「一生を檻の中で過ごしたい動物はいないよ」
「しかし、ワニとのふれあい動物園まであるとは!」
と、同情の声が多く寄せられている。
【参照リンク】
・13 baby alligators stolen from petting zoo
http://arbroath.blogspot.jp/2015/08/13-baby-alligators-stolen-from-petting.html
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