昨オフに戦力外通告を受け、その後、引退はせずに「生涯現役選手」であることを宣言し、つい先頃も、かつての同僚、タフィ・ローズが現役復帰したことで独立リーグ入りも噂されるなど、その去就に関心が集まるプロ野球、元・横浜DeNAの中村紀洋(41)が、6月17日夜に放送された日本テレビ系のトークバラエティ『ナカイの窓』に出演。久々のトーク番組への出演とあって、番組内で口にしたコメントの数々に、プロ野球ファンからの注目が集まっている。
この日、同番組では、『浮き沈み芸能人SP』と銘打ち、森脇健児や篠原ともえ、小島よしおといった顔ぶれが出演したが、そうした「芸能人」に混ざる形でなぜか中村が登場。それだけでも十分にツッコミどころなのだが、その冒頭から、中村が既に7球団を渡り歩いていることを自ら語ると、MCの中居から「それは暴れてるからでしょ!」といきなりの強烈なツッコミが。
それでも野球好きの中居ならではの絶妙なネタ振りに笑みを浮かべつつ、新人時代の苦労や、恩師・仰木彬氏との逸話などを穏やかな物腰で語るなど、いわゆる「白ノリさん」ぶりをしばし披露していた中村であったが、その後、お金の話題となると表情が一変。高額年俸ゆえにかかる多額の税金について「あのねー、あの、税金は半分以上出してますね。5億だと...まぁ、2億5000万か3億くらい」と不満げなトーンで説明した後で、育成契約となり、年俸が400万円に暴落した際のことを振り返り、「その時に保険とか全部解約して。払えないんで。」と、当時、「ガチ」で懐事情が厳しかったことなどを告白した。
これに対して中居は、一定の理解を示したものの、すぐさま「え、貯金とか残してなかったの?」という鋭いツッコミ。しかし中村は「いや、もう、使ってますよ」と即答し、年俸400万円となってからも、毎晩のように若手選手たちを連れて飲み食いに出かけ、そのたびに約50万円程度の支払いを行っていたことを告白した。これまで、たびたびその「銭闘員ぶり」が物議を醸してきた中村であるが、どうやらそうした行動の背景には、面倒見のよい若手選手の兄貴分「ノリさん」ゆえのキャラが大きく影響していたようである。
番組中、中居が「ノリさんだけで1時間やる自信があります!」と語ったように、なにかと話題が盛りだくさんのホームランアーチスト・中村紀洋。願わくば全国の「ノリさんファン」のためにも、もう一度その勇姿をグラウンドで見せて頂きたいものだ。
文・福原優也
■参照リンク
ナカイの窓
http://www.ntv.co.jp/nakainomado/
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