キーラ・ナイトレイ、トム・ハンクス、アン・ハサウェイ、マイケル・ファスベンダー、ナタリー・ポートマン、レオナルド・ディカプリオら豪華俳優たちが、"演じること"について語るインタビュー動画が興味深いと話題になっている。
https://youtu.be/QRnw9f5rbN4
イギリスのデジタルTVチャンネル<Film4>の『セルフ・ポートレイト』は、人気俳優たちのインタビューを紹介する人気シリーズ。このたび公開された「演じることについて」のエピソードは、スター俳優たちが"演技する意味"を語るインタビューの総集編だ。
キーラ・ナイトレイが「チャレンジすることにすごく興味があるの。自分が演じられるかわからないキャラクターを演じたい」と語れば、トム・ハンクスは「キャラクターのすべての感情を経験することが、ある種の感情的な現実につながる」と語る。
アン・ハサウェイやアンドリュー・ガーフィールドいわく、演じることは「リアル」に感じるのだとか。それは、リアルな演技について「ある種の現実まで辿り着くために、キャラクターを理解することが大切」というベン・スティラー、「現実の経験を作品に取り入れることが、役者である上ですごく役立つ」というナタリー・ポートマンも同じようだ。
「どの作品でもたくさん課題があるけど、十分に準備して、アイデアを持ち込むことが大切」というマイケル・ファスベンダーに対し、ゾーイ・サルダナは「俳優はプロジェクトにおいて最小のパワーを持つ、ひとつの要素」だとクールに考えている様子だ。
レオナルド・ディカプリオが俳優を目指したきっかけは「14~15歳のときに古い映画を観たことで俳優たちからインスピレーションを受けて、いつか自分もこれに近づけるような素晴らしい演技をしたい」と思ったことで、それは現在もずっとモチベーションに繋がっているらしい。
トム・ヒドルストンは、演じることは現在や過去、そして歴史を超えて人生における人間の感情を寄せ集めるという意味で、「3Dの人類学か考古学」と哲学的に表現する。そしてトム・クルーズは、演じることで「見る人が人間らしく生きるために役立つ。俳優として人生のあらゆることを理解して学ぼうと挑戦することによって、見る人が世界や人生や人々について素晴らしい展望を持ち、人間として成長できるかもしれない」というトムクル流の演技に対する信念を述べて、インタビューを締めくくっている。
この時代に活躍する俳優たちが"演じること"について語るこの動画。普段のインタビューからは伝わってこない、スターの役者魂が垣間見えるような内容だ。
【参照リンク】
・http://blogs.indiewire.com/theplaylist/watch-tom-hanks-leonardo-dicaprio-anne-hathaway-michael-fassbender-and-more-talk-the-art-of-acting-20150422
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