ウェザーチャンネルの<BRAIN STORM>チームが、"つらら"が危険になりうる可能性について実験映像を公開し話題になっている。
雪が多い場所で、家の軒下にできたつららが溶けて落ちてくることがあるが、実はすさまじい破壊力を持っているらしい。
BRAIN STORMチームによる「つらら落下実験」では、長さ40インチ(約1メートル)、重さ30ポンド(約13キロ)の巨大つららを使ってシミュレーション。2階建ての建物とほぼ同じ高さという25フィート(約7.6メートル)の場所から、巨大つららを落下させている。
ハイテクプレッシャーパッドで計量すると、その衝撃力はなんと1200ポンド(約550キロ)以上。先端が尖っている場合は、弾丸のようなスピードで風を切って落下し、しかも鋭い先端に力が集中するため、さらに危険性が上昇するらしい。もちろんスイカ、屋根、ココナッツの固い殻なども、いとも簡単に破壊してしまう。
自動車のフロントガラスに落下させる実験では、つららの威力を証明。1度目でフロントガラスを破壊し、2度目で完全に突き抜けた。さすがにルーフは破壊しなかったが、人間が落下するのと同じぐらいの衝撃力というから驚きだ。
このシミュレーションによって、つららが超危険な破壊力を持つことが証明された。巨大なつららが出来る場所では、全力で頭上に注意したほうがいいかもしれない。
【参照リンク】
・Icicles Strike With Potentially Deadly Force
http://www.nbcnews.com/news/weather/icicles-strike-potentially-deadly-force-n318056
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