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男が目を覚ますと、そこは戦場だった。あたりには爆撃による残骸が散らばり、罪のない民間人らしき女性の遺体が横たわる姿も。気づいているのかいないのか、男自身も額から出血している。あまりにも残酷な現実に、泣き出す男。そんな彼をなだめようと仲間の兵士が顔を近づけてくるが、なぜか頬を舐めはじめた...!!

まさかの展開に「え!?」と戸惑った男性はそこで目を覚まし、自分が夢を見ていたことを知る。彼の頬を舐めていたのは犬だったのだ。この犬は、戦闘によって心身共に傷を負った兵士たちをサポートするための犬。そして「私たちは、トラウマを抱え悪夢に悩まされる人々をサポートする犬を訓練しています。目が見えない人だけでなく、あまりにも多くのものを見てしまった人の手助けもしているのです」というナレーションとテロップで、CMは終わる。

http://youtu.be/WIlPFRsseQ8


この感動的なCMは、オランダのCMアワードでベスト・コマーシャル賞を受賞。見た人からは

「言葉はわからなくても、映像だけで意図してるものがわかる。良いCMだ」
「こんな役割を持つ犬がいるなんて、知らなかったよ」
「犬って...すごいな」
「犬ってのは、自分自身よりも人間に愛情を注いでくれる存在なんだ」

というCMや犬への称賛の声、そして「その前に人間を戦場に送り込むのをやめるべきだ」という意見も寄せられている。

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