ポール・バーホーベン監督の画期的SF大作『スターシップ・トゥルーパーズ』。ロバート・A・ハインラインのSF小説「宇宙の戦士」を実写化。市民権を得るには軍に入隊しなければならない、という極端な軍事社会国家の中で襲い来る宇宙昆虫軍団と壮絶な戦争を繰り広げる若者たちを描いた、何度でも見返してしまう傑作SF映画だ。当時、宇宙昆虫の造形に憧れたSFファンも多いと思うが、今回なんと数種出て来た昆虫の中から、タンカー・バグがハリウッド発のブランド「クロニクル」よりフィギュアとして発売される!そのお値段なんと10万円!!
『スターシップ・トゥルーパーズ』は1982年に日本で公開となり、当時ではCG技術の最先端映画としてテレビに取り上げられていたのを覚えている。空軍、陸軍、軍事司令部と学生時代の成績と志望によって配属先が決まる。友情あり、恋あり、そして戦死あり。青春を戦争に捧げる若者たちを主軸に描かれるが、もうひとつの主人公はやはり宇宙昆虫=バグだ。
【予告動画】http://youtu.be/Y07I_KER5fE
バグの種類も豊富であの手この手で人間を襲う様は観ていてわくわくしてしまう。歩兵隊として大量の数で襲ってくるのがウォーリア・バグ。大きな顎で人間を切断し、鋭い歩脚で串刺しにする。劇中最もスタンダードなバグだ。そして、ホッパー・バグは大きな羽を持っている飛行型バグで、鎌状の節足で人間の胴体や首を切断してくる。プラズマ・バグは超大型で、のそのそと動きは遅いがとてつもない破壊力をもったプラズマエネルギーを放出。宇宙艦隊を撃破する対空バグなのだ。戦争を有利に戦うため適材適所に配備されており、人類顔負けの統率がとれていることが映画の後半になって判明する。
そして今回フィギュアになるのが大型のタンカー・バグ。砂の中に隠れており、アリ地獄のような罠に落ちた人間をニッパーに似た顎で切断。動きは俊敏ではないが、頭部からオレンジ色の溶解液をまき散らし、それを浴びた人間はドロドロと解けてしまう。
気になるフィギュアの仕様だが、全長60センチ、幅約45センチ、高さ約18センチの迫力の大きさ。本作のVFXも担当したフィル・ティペット監修のもと、オリジナルプロップを原型に製作。細部まで映画のタンカー・バグに忠実なつくりになっており、ファン必携のアイテム。しかし、もう一度だけお値段を。参考価格10万8千円也。
『スターシップ・トゥルーパーズ』タンカー・バグマケットは2015年2月発売予定
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