タレント・伊集院光が、今年話題となった野々村竜太郎元兵庫県議の騒動を巡るマスコミの扱いなどについて、自身のラジオ番組の中で苦言を呈したことが、現在、ネット上で話題となっている。
これは12月9日放送の『伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)で、先日、自身も出演したという番組について、「今年の10大ニュース」として元県議の号泣会見が取り上げられた際のことを振り返り、「俺だけすげえイヤな顔してるっていう。あのVTRを見ている不快感と、そのときにみんなが笑うっていう不快感と。...で、さらには"ここで俺、変な顔しちゃってるのは、チームワークとして良くねんじゃねーの?"みたいな」と、収録時の状況を説明しつつ、番組の中でのこの話題を笑いのネタとして取り上げるやり方について心中を明かした。
また、兵庫県にある「神戸北野異人館街」の「うろこの家」に、毎年恒例の世相サンタとして、今年は「号泣サンタ」が展示されていることについても、「お前ら、選んじゃった側としての(反省)はないの?」「おもしろがっちゃうの、神戸で!?兵庫で!?」と、野々村氏を選出した兵庫県の有権者に対しての疑問も口にしたという。
こうした伊集院の指摘に対して、ラジオを聴いた視聴者を中心に、その後、「その通りだわなw」「兵庫県で野々村に投票したやつは反省すべきだよな」「犯罪者の会見を芸人のネタと並列に扱うとかw」と、概ねその発言に対して賛同すると共に、"1つの事件"をネタとして大手マスコミがおもしろおかしく扱うことについて、伊集院と同様に苦言を呈する声も数多く噴出している。
文・山沖和彦
【参照リンク】
伊集院光 深夜の馬鹿力 公式サイト
http://www.tbs.co.jp/radio/format/ijuin.html
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