自然の動物たちが見せる行動は、しばしば、我々人間を驚かせるものだが、このほど、英国で発見されたサメは、まさにそうした驚くべき動物の典型だ。
英紙デイリー・ミラーなどが伝えたところによると、現地時間の去る12月6日の午後、英国西部にあるウェールズのバーマスビーチで、砂浜に打ち上げられている巨大なサメを地元民が発見した。無論、その巨大な体だけでも、十分に驚く内容なのだが、さらに驚くべきはその場所。実はこのサメが本来生息するのは、バーマスビーチから遠く7000マイル以上も離れたアルゼンチン沖の大西洋なのだ。
現地に駆けつけ、その姿を撮影したという写真家・リゲット氏は、3メートルを超えるその体長にまず驚き、その後、このサメが遠く離れた海域を生息地として いることを知り、さらに驚いた様子。
現在のところ、このサメがなぜこのような場所で発見されたのかすら明らかとなってはいないが、ここ数年、世界各地では環境汚染などによる影響で、あらぬ場所であらぬ動植物が発見されるケースが相次いでいるだけに、今回もそうした事例の1つである可能性を含め、専門家らによる検証の結果に、英国民からの注目が集まっている。
文・山田浩一
【参照リンク】
・http://www.mirror.co.uk/news/uk-news/massive-shark-washed-up-welsh-4765291
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