世の中には、一見さほど難易度が高いように見えないものであっても、その実、高度なテクニックを必要とするものが存在する。今回ご紹介するのは、斜面と樹木だらけの山間部に、小型飛行機を着陸させるパイロットの映像。
このパイロット、眼前に広がる雄大な風景を眺めながら、徐々に高度を下げていくが、そこには飛行機が着陸できそうな場所は皆無。そこにあるのはなだらかな山の斜面と、そこに立つ疎らな樹木だけ。無論、滑走路などがある様子もない。しかしあろうことか彼は、樹木と樹木の間にある狭い林道のようなスペースをみつけ、そこに造作なく着陸してしまう のだ。
【動画】http://vimeo.com/99490998
動画を観た海外ユーザーの指摘によると、このスペースは、パイロット自身がつくったプライベート滑走路のようなものではないか?とのことだが、そもそもこんな山間部で滑走路になるようなものをつくってしまうこと自体、かなりのもの。なんとも素晴らしきヒコーキ野郎である。
文・今岡憲広
【参照リンク】
Landing Simonds strip in the Idaho Backcountry 900' long at 5243' elevation http://vimeo.com/99490998
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