女性のエンパワーメントキャンペーンの一環で制作された、インド発のショートフィルムが話題になっている。
"帰宅"と題されたショートフィルムに映し出されるのは、車を運転して夜道を帰宅するインド人美女。母親からの電話に「あと10分で帰るわ、先に寝ていて」と応答して運転を続ける。すると突然車の調子が悪くなり、エンストしてしまった。
静寂につつまれた真っ暗な夜道で困り果てていると、そこに複数の男性たちが乗った自動車がゆっくりと近づき、静かに停車。かなりヤバそうな雰囲気だが、あろうことか女性は車を降りて男性たちに助けを求め、さらに懐中電灯を手に車のボンネットを開けて故障箇所の確認までしはじめた。
結局、その場で修理は不可能とあきらめた女性は、なんと「家まで送ってくれませんか?」と男性たちに交渉までする始末。もはや何が起きてもおかしくない状況にハラハラするが、ここでBGMがフレンチポップスに変わり、車内も楽しげ(?)な雰囲気に。しばらくして自宅へ到着すると、女性は男性たちに感謝のハグや握手、投げキスをし車を降りた。
ハッピーなエンディングだが、最後に「現実の世界ではありえない」「私たちは"彼女が存在すると信じる世界"を作れるでしょうか?」という重いメッセージが...。
https://www.youtube.com/watch?v=0EDJxs1yJrQ
このショートフィルムは、女性が何も恐れずに生きていける"ユートピア"を描いた作品ととのこと。主演しているインド人若手女優、ALIA BHATT(21)の美貌にも注目が集まっているようで、ネット上では、
「ALIA BHATTカワイイ!」
「超コワイ!!」
「男の俺でも恐いシチュエーション...」
「現実の世界ではありえない? そうかな?」
「彼女は何に基づいてその世界を信じているんだろう? 車が故障したら路肩に駐車して、専門のサービスに連絡するべき。自分なら通りがかりの見知らぬ人に家まで送ってくれなんて頼まないよ」
「BGMの音楽でだいぶ印象が変わるね!」
などと話題に。再生回数も400万回を突破しているが、この作品によって女性への虐待や卑劣な暴行が横行するインドの現状が少しでも改善されることを願う。
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