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今年7月、長崎県佐世保市で発生した「佐世保女子高生殺害事件」で逮捕された少女(16)の実父と見られる男性(53)が、市内の自宅にて死亡している状態で発見された。共同通信などが伝えている。


調べによるとこの男性は、10月5日午後4時頃、自宅で首を吊っている状態で発見。その後、死亡が確認された。

この事件を巡っては、発生当初から逮捕された少女とその親族などについて、ネット上のユーザーが情報を収集。すぐさま「特定」が行われると、今度は大手マスコミを中心に、少女の父親をはじめ、周囲の人物に対する猛烈な取材攻勢と、強烈なバッシングが行われ、事件後、父親は弁護士を通して「どんな理由、原因でも娘の行為は許されるものではない。おわびの言葉さえ見つからない」と語っていた。

「言葉もない...」
「悲しいニュースだね」
「え?」
「間接的にだけどついに親父を殺せたわけだな...」
「そして誰もいなくなった バッドエンドすぎて胸糞なんだが」
「世の中全部で袋叩きってどうなんだろう!? 言ってる方は正義感のつもりでも、無自覚に深層心理では弱いものイジメの快感があるんじゃないのだろうか?」
「そうしたくなるかもしれないけれど。批判を覚悟で。また責任放棄したようにしか思えず」
「被害者の女の子、その御両親、親族の方々に対しても、あまりにも無責任すぎる」
「最初に再婚、次に別居。そしてとうとう自殺というかたちで、永久に娘を捨てたわけだ」
「本当勝手な父親だな」
「お前ら最低だな」
「人生ってなんなんだ、人間ってなんなんだ」
「これ父親悪いことしたの?みんなメシウマとか言ってるけど...」
「めちゃめちゃ厳しい人たちが不意に見せた優しさのせいだったりするんだろうね」

現在のところ、ネット上ではこの報道を受け、驚きの声と共に、この男性に対して「無責任だ」「勝手すぎる」という批判や、さらには当時急速に加熱していた「特定」を巡る動きや、その後の大手マスコミのスタンスに対し、一石を投じる声も目立った。

現在のところ、この男性については、当該少女の実父であるという確定的な情報ではないため、なんとも言い難い部分も少なくないが、いずれにしかり、一人の男性が自ら死を選んでしまったということは紛れもない事実。それだけでも、十二分に、痛ましい事件であることは間違いない。

文・猪俣進次郎

※写真はイメージです。








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