<悩み>
橋Pさん、こんにちは。会社から理不尽な数字を乗せられて、プレッシャーをかけられています。 上司は基本放置プレイです。一生懸命頑張っていますが正直つらいです。 こういう場合、どうやって乗り切っていますか?
(営業・29歳 男性)
<回答>
理不尽な数字とプレッシャー...このこと考えると顔が暗くなる。わかります。そして頑張っていたら結果が出るという単純構造でもないからこれがまた辛い。
僕も「聴取率(ラジオにおける視聴率的なもの)」が発表になる日は、「数字という概念のない世界で仕事ができないものか...」と空想します、会社の自販機の前とかで!
つらいのは本当によくわかりますが、ただ、ひとつおさえておきたいことが。それはプレッシャーはかけられても「上司が基本放置プレイ」という点。これって一概にネガティブな状況とも言えないのではないだろうか?
私の場合、上司がなにもしてくれない!無能!と思ったことはもちろんありましたが、あるときから「上司とは基本、何もしないものである」、それどころか「上司が何かしてくると逆に面倒」という風に考えてみることで、何か憑き物がとれたようになっております。
実際、頼みもしないのに上司があれこれと自分の領域の仕事に手を出してくるのって、正直、ウザくないっすか?? こちらからの頼み事はやってほしいけど、普段は何も言ってくれないほうがむしろマイペースで仕事ができるというもの。
これは人に聞いた話ですが「先方に謝る場に責任者たる上司を連れて行ったが、それまで全くそのお得意様との交流がない上司だったため、空気が読めない発言を連発され余計に険悪なムードになった」なんて事例も!
この「上司による放置プレイ」、略して「上司プレイ」を前向きなものとして捉え、自分の差配で仕事を進める喜びを見いだしてみてはどうだろう?
そして上司からの目線でこの発想をしてみると変わることがあります。後輩を見ていて「どうも最近の若いモンは自発的に能動的に動かない」と思っているとしたら、「放置プレイ」を仕掛けてみる。そうすると、「上司が何もしてくれないから俺たちがやるしかねえ!」と、眠っていた獅子を起こす可能性もあります。先にあれこれ上司がやったり、フォロー体制が手厚すぎると「どうせ上司がやってくれるし、良いとこを持っていかれる」という発想に陥り、本気を出さなくなる 「最近の若いモンは〜」というループに。もちろん、後で何かあったらフォローをするという姿勢は持っていなくてはいけないけれど、先に色々とレールを引かないことがポイントでは!?
・・・ということで、放置プレイに快感を覚えてしまったモン勝ち!?
はーい!これで納得できない場合は...こちらのラジオにレッツ相談ス!
TBSラジオ954kHz「ジェーン・スー 相談は踊る」(毎週土曜19:00〜21:00生放送)
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