「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の人気コミック『テラフォーマーズ』に登場するインパクトありすぎなキャラたちが、8月25日より山手線渋谷駅をジャックしている。
これは、同作のアニメ放送開始、ならびにコミックス最新10巻(オリジナルアニメDVDつき)の発売を機に開催されているキャンペーン。山手線の外回り(渋谷から原宿・新宿方面)ホームを全長約20メートルにわたって占拠しており、電車待ちの間も暇を持て余さずに済むようになっている。
とその前に、『テラフォーマーズ』は、2013年の「このマンガがすごい!」(オトコ編)で1位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2013」で2位に輝いた大ブレイク中のマンガだ。
舞台は、26世紀以降の世界。500年前、人類は特殊なコケとゴキブリを火星に送り込む「テラフォーミング計画」を実行した。人口激増に対応すべく、コケとゴキブリの黒さで太陽光を吸収させ、人が住める環境にしようとしたのだ。しかし、火星に送られたゴキブリたちは500年間で驚異的な異常進化(人間大に!)を遂げ、調査や駆除に向かった人間たちを襲ってきた。人類とゴキブリの壮絶な戦いが始まったのである。
これが同作のあらすじだが、今回渋谷駅を占拠しているのは、そんな異常進化したゴキブリと、膝丸燈・小町小吉・ミッシェルKデイビスといった人気キャラたちである。さらに、それぞれのキャラクターに関連し、古代種オオミノガ・スズメバチ・希少種バクダンオオアリ・タスマニアンキングクラブ・デンキウナギ・モンハナシャコ・スカンクといった、絶滅危惧種を含む20種類の生物の超高精細写真も掲示されているのだ。
生物の撮影は、Phase One(フェーズワン)の超高解像度カメラ、IQ180(8000万画素)を使用、ライティングは小さいモチーフに適したbroncolor(ブロンカラー)のフィブロライトを用いたそう。ぶっちゃけるとなんのこっちゃ分からないが、撮影にはなんと"27時間"かけたとのこと。その苦労の甲斐あってか、生物写真は、図鑑にも圧勝なクオリティーとなっている。
天下の渋谷駅と大人気マンガとが組み合わさったということで、ツイッターには既にこの"ジャック"への反応が多数。
「渋谷すげぇテラフォ」
「渋谷のテラフォーマーズの広告素晴らしいです!!」
「渋谷にテラフォーマーズの広告が。めっちゃかっこいい」
「渋谷駅の広告がほとんどテラフォになってて!テンション上がった!」
「渋谷がテラフォーマーズだらけで良かった!アニメ楽しみ」
「お願いです 誰かテラフォのやつ撮ってきて」
などといった声が続々投稿されており、貼り出されたポスターの写真をアップするユーザーも多数だ。
掲示期間は8月31日(日)まで。つまり、1週間限りの"ジャック"となっている。作品のファンや昆虫好き・生き物好き、そしてたまたま渋谷に来た人まで見逃せないこちらのキャンペーン。博物館のようになった渋谷駅ホームには、まだまだ多くの人が集まりそうだ。
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(ID:19118786)
ゴキブリというよりパラントロプスやアウストラロピテクス寄りかと