中学3年の女子生徒(15)が約2週間もの長きに渡って誘拐されていた兵庫県姫路市での事件を受けて、8月7日、生徒が通う学校側では誘拐自体を把握しておらず、その期間、「生徒が一度も登校していない」という事態を、事実上、放置していたことが明らかとなった。一部報道が伝えている。
この事件は同市無職・富永篤史容疑者(31)が、生徒を自宅に誘い込み、彼女が自宅を訪れると、平手打ちを見舞うなどして脅し、以後、彼女が自力で脱出に成功するまで、二週間もの間、監禁していたというもの。この間、少女の母親は警察に捜索願いを出していたが、学校側はこの少女の不登校状態に無関心だったようで、無事に保護されてから、ようやく事実を把握したのだという。
「厄介事は知らん顔。それが学校のスタンス」
「殺されたりしていたらどう釈明するつもりだったんだろうね」
「いじめも誘拐も知らん顔なんだな」
「家のことは親任せ的なスタンスはわかるけど、これはね...」
「いつもそうだけど、この他人事っぽい感じはなんなの?」
「気づけよな、2週間だぞ?」
と、ネット上では学校側の姿勢を厳しく批判する声が目立つ。同校の校長は「生徒が保護されるまで事態が把握できていなかったことは大きなショック。今後このようなことがあってはならない」と会見でコメントしたが 、今年に入ってからは、岡山でも女児の誘拐事件が発生したばかり。当事者であるにもかかわらず、どこか他人事のように捉えているかのにすら見えるその姿勢に、今後も厳しい批判が相次ぎそうな気配だ。
文・猪俣進次郎
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