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今や「AKB48の姉妹グループ」という説明も必要がなくなったSKE48は、名古屋・栄で活動するアイドルグループ。松井珠理奈・玲奈の「ダブル松井」を中心に東海地区出身のメンバーを中心に活動してきた。そんなSKEは、名古屋地区では圧倒的な人気を誇っているが、2月に行われた「大組閣祭り」で他のグループから移籍メンバーが加わり、地元では「脱名古屋化」を危惧する声もあがっている。


AKB、SKE、NMB、HKTは今年2月、主力メンバーをシャッフルする「大組閣祭り」を行った。その結果SKEには、AKBから宮澤佐江、山内鈴蘭、NMBから渡辺美優紀と田中菜津美らが加入。4月25日には新メンバーが加入した"新生SKE"の初公演が行われた。

もともと「会いに行けるアイドル」をキャッチコピーにスタートしたAKBグループだったが、今やその人気は国民的なレベル。しかもSKEにしてみれば今回のシャッフルにより加入したメンバーは、昨年の選抜総選挙10位の宮澤佐江、同15位の渡辺美優紀と、各グループの主力級ばかり。それゆえSKEの地元・東海テレビ(フジテレビ系)は4月28日、「『脱名古屋』ともとれる動きがある」という特集を放送した。

特集では、まず「野球に例えると、巨人や阪神の主力選手が、元のチームに所属しながら中日ドラゴンズを兼任」と、今回のシャッフルを説明した上で、4月25日に行われた公演に密着。渡辺が「SKEさんのファンのみなさんは怖いと思っていた」と涙を流すシーンもあったが、公演は無事に終了。宮澤は「もっと違う何かをプラスした最強のチームを作りたい」と語った。

しかしシャッフルという荒療治により、困惑を隠せないメンバーもいる。今回のシャッフルでSKEに移籍した山内鈴蘭は30日、

「SKE48になって全力でやる、やる気でしかないって言ったけど
なにもできてない」
「こんな自分が嫌、自信ない、けど今できることをやるしかない」
「こんな空気な自分、嫌だよ」

と、Google+で現在の心境を明らかにした。2月の組閣祭りは、サプライズで発表が行われたため、移籍や兼任の発表に呆然とするメンバーが相次ぎ、結果的には複数のメンバーが移籍を拒否。話題性という面ではピカ一のメンバーシャッフルだが、その波紋は各所にあらわれている。

【参照リンク】
・山内鈴蘭-Google+
https://plus.google.com/101637952441360556747/posts 

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