日本でも人気女性シンガー、アヴリル・ラヴィーンの新曲『ハローキティ』のミュージックビデオは東京・渋谷~原宿で撮影され、楽曲自体も「ミンナサイコー! アリガト! カワイイ!」といった歌詞が盛り込まれた日本愛あふれる仕上がり...なのだが、あまりにコテコテな日本描写には「イタい」「中身ゼロ」といった厳しい意見も少なくない。そんなアヴリルのビミョーなMVにあやかってか、英ガーディアンが「ワースト・ミュージックビデオ10選」を公開した。
まずは、あのミック・ジャガーとデヴィッド・ボウイによるマーサ&ザ・ヴァンデラスのカバー、『Dancing In The Street』。当時すでに超大物だった2人による非常にリーズナブルかつハイテンションな映像と、ヤケクソにも見える謎のダンスが爆笑モノだ。ちなみに、最近ではダフトパンクの「Get Lucky」で知られる"ディスコ・キング"ことナイル・ロジャースが楽曲プロデュースを務めている。
https://www.youtube.com/watch?v=9G4jnaznUoQ
スウェーデン出身のDJ、エリック・プライズによるハウスナンバー『Call On Me』は、日本でも過激MVとして一部で有名。超絶セクシーなインストラクターが腰をガツンガツン揺らす姿を舐めるように映すMVは凄まじくエロいが、同サイトのアンケートでは「音楽業界における性差別の頂点」と散々な言われようだ。なお、サビはスティーヴ・ウィンウッドのヒット曲『青空のヴァレリー』からのサンプリング。
https://www.youtube.com/watch?v=f-RJE6e5kSY
70年代から"Piper"というバンドで活躍していたビリー・スクワイアの『Rock Me Tonite』はギンギンな80'sロックチューンだが、MVでは肝心のビリーさんのダンスが完全に"オネエ系"なのが最高(しかし「これ誤解されるかも...」と自ら放送禁止にしたという黒歴史を持つ)。スニーカーで有名なコンバース社の御曹司という出自も当時話題に。
https://www.youtube.com/watch?v=fR0j7sModCI
ジェームス・ブラントを一躍スターにした『You're Beautiful』は、世界中の女性をメロメロにした大ヒット曲。...と同時に、アル・ヤンコビックはじめ多くのコメディアンや音楽ファンたちからネタにされており、一部リスナーからもウザがられている曲/MVだ。所持品を並べてから海に飛び込む内容から、「自殺をほのめかしているのでは?」と噂されたりもした。
https://www.youtube.com/watch?v=oofSnsGkops
"アツい曲"となると必ず選出されるジャーニーも、MVに関してはどれも微妙。中でも『Separate Ways (Worlds Apart)』は"エア演奏"が印象的かつ猛烈にチープな空気が漂うビデオだ。楽曲はもちろんメンバーのアクションも非常にアツいのだが、歌っている内容は失恋ネタだったりする。
https://www.youtube.com/watch?v=LatorN4P9aA
他には、当時OASISとのリリース対決に勝利したものの、逆に悪しきブリットポップ・ムーブメントの象徴となってしまったブラーの「Country House」や、世界一の速弾き変態ギタリストことマイケル・アンジェロがバカすぎる4本ネックギター奏法を披露するナイトロの「Freight Train」、そして当時のスターたちを各界から召集しておいて最後まで自分が登場しないという"オレ様MV"として有名なマイケル・ジャクソンの「Liberian Girl」などが選出されている。
【参照リンク】
・10 of the worst music videos - readers' choice
http://www.theguardian.com/music/musicblog/2014/apr/24/10-of-the-worst-music-videos-readers-choice
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