GW映画イチ! 超硬派で社会派、それでいてエンタメしていると話題の、『相棒 -劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』が好評だ。その公開を記念して、警視庁特命係所属の杉下右京&甲斐享役、水谷豊&成宮寛貴にAOLニュース編集部が直撃! 「相棒」ワールド全体の視点で、"相棒"としての"きずな"や、今後の「相棒」への想いなど聞く。
今作は"カイト"役、成宮にとって初めての「相棒」劇場版になる。"相棒"として劇場版まで到達した今、お互いの"きずな"を感じていると、まずは水谷が言う。「特命係にカイト君が配属されて、お互いに詮索から始まったわけですけれども、回を重ねていくなかで右京がカイト君を理解していくように、僕もナリ(成宮)を知っていく。これは、すごくいいことです。同じような時間を過ごしていくなかで、相手を知っていくということが特命係の関係性と構図が似ているので、僕も演じやすかったです」(水谷)。
もちろん、成宮も同様の心境だ。「うれしいです。やれることが少なくなると困るので、頑張ります(笑)。『相棒』は無限の世界にいないといけないと思うし、また、そういう環境を豊さんがスタッフさんたちと一緒に作り上げてくれていた。それを見させていただいていた。僕は『相棒』のファンだったのに、突然入って"相棒"になっちゃったわけですが(笑)、これが『相棒』だっていうものをたくさん見せていただいたと思います」。そして現在、お互いを豊さん、ナリと呼びあうまでの信頼関係を築いた。そのチーム感、バディー感が、今回は映画という巨大な舞台で威力を発揮している。
ドラマ版や今回の劇場版を経て、杉下&甲斐の"相棒"は一種の到達点を迎え、ネクストステージに向かう時だ。成宮は「ようやく『相棒』としてスタートラインにたったような感じです」と気を引き締めるが、続く未来への期待は高いようだ。「僕にとっての『相棒』はリスペクトしながらの現場なので、毎回とても楽しいです。僕もカイトと一緒に成長している感じもするので、その変化に敏感でありたいし、この映画劇場版を経た今後は、水谷さんの技を盗んでいこうと思っています(笑)」(成宮)。
これを、「あれ!? 泥棒は警察に捕まりますからねえ(笑)」と右京風に返す水谷。今回の劇場版は「クライマックスの、結論の出し方がいいですねえ。やっぱり『相棒』はいいなと。これぞ『相棒』ワールドだなあと僕はしみじみ思いました」と最後に安定したクオリティーを誇っていることを説明するが、それに満足しないスタイルが『相棒』だとも強調する。「僕はよく言いますが、シリーズって、1本目が一番面白くて、2本目がちょっと下がって、3本目は止めたほうがいいってなるもの。でも、「相棒」は3本とも面白い。『相棒』でありながら、まったく違う世界を作っていける。そして次のステージに行こうとしている。自分でもすごいと思いますね(笑)」。
映画『相棒 -劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』は大ヒット上映中!
【参照リンク】
・『相棒 -劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』公式サイト
http://www.aibou-movie.jp/
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