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ジャニーズの魅力を引き立てる『トーキョーライブ24時』のテレ東流生放送

2014/04/11 18:30 投稿

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Filed under: 国内, 芸能, 暮らし・車, 深夜, 連載

ナナナが人気だ。
ナナナとはテレビ東京の新マスコットキャラクター。LINEのスタンプが出るやいなや初日だけで290万ダウンロードを達成した。
この人気の大きな要因は、開局50周年記念企画として3月31日から2週間限定で放送されている『トーキョーライブ24時』(テレビ東京)だろう。


この番組は、テレ東では珍しい生放送で、月曜日はNEWSの小山慶一郎、火曜はTOKIOの松岡昌宏、水曜は嵐の相葉雅紀、木曜はKinKi Kidsの堂本剛、そして金曜は関ジャニ の安田章といったジャニーズの面々をMCにした番組。そのアシスタントに博多大吉が声を担当するナナナが登場している。さすが"上品芸人"の大吉、的確な距離感とバランス感覚でジャニーズのMC陣をサポートし、ネット上には"名言集"もできるほど。そのパペット人形の動きの可愛らしさと合わせて人気を博している。

『トーキョーライブ24時』の魅力のひとつは「生放送らしい生放送」ということだ。
昨今の生番組の多くは「生」といってもVTRを多用したりして生放送の醍醐味が失われがちだ。しかしこの番組は違う。ある条件に沿った人を集める企画「シューゴーライブ」にひとりも集まらなかった日もあったり、「愚痴ワゴン」という企画に出演予定だった人が放送直前に逃亡したりとハプニング満載。テレビ東京の深夜番組らしいユルい感じを漂わせながらも、どこか懐かしい生放送の危うさとワクワク感にあふれている。

そしてこの番組の最大の魅力は何と言ってもジャニーズのMC陣だろう。
それぞれが程よく力の抜けたトークが生放送のドキドキ感と相まって、その愛らしい人となりがにじみ出ているのだ。とかくジャニーズのアイドルたちはファン以外の人からはジャニーズというイメージで型にはめられがちだ。だから、この番組で、ああこんな人なんだ、と知った人は多いのではないだろうか。

中でもTOKIOの松岡昌宏は、やはりキャリアも一番ということもあり別格だ。
唯一ゲストの大久保佳代子に頼った相葉に対し「あれじゃ『人力舎がお悩み解決』になっちゃう」とか、堂本剛を「説得力がすごい」と評したり、安田を「大阪のゲイバーのママに見えた」と言ってみたりと、後輩にも目を光らせ、メイン企画である視聴者からの悩み相談では、早々に的確すぎる答えを出してしまい、「投票の前に最高の答えを出すのはやめてもらっていいですか」とナナナを困らせてしまうほど。
さらに「野郎はフラれる動物」「叩かれて強くなって男らしさがでてくる」「いくつになっても女性は"女性"」「女に奢ってもらったらTOKIOでいられなくなる」「男は黙って鳥羽一郎」「鳥羽一郎の『兄弟船』を歌えて初めて男」など、大吉扮するナナナをして「名言製造機」と言わしめる男前な名言連発。
圧倒的安定感と絶対的な信頼感を見せつけたのだ。

テレビ東京×生放送、そしてジャニーズ。
一見、食い合せが悪いような組み合わせが、実はそれぞれの魅力を引き立てる最上の方程式だったのだ。

文=てれびのスキマ(http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/)

【参照リンク】
・『テレビ東京開局50周年特別企画「「トーキョーライブ24時 ~ジャニーズが生で悩み解決できるの!?~』公式サイト
http://www.tv-tokyo.co.jp/tokyolive/

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