3月31日(月)、『アメイジング・スパイダーマン2』のスタッフ＆キャストが来日して、TOHOシネマ六本木ヒルズ スクリーン7で 記者会見が開催されました。スクリーン7は、一番大きな会場です。なぜ、こんなにまで巨大な会場で行われたのか？
実は、この記者会見、通常のマスコミの方だけをお呼びして、、とは別に、スパイダーマン・ファンを人たちを交えての記者会見だったのです。そう、以前 ここ（http://news.aol.jp/2014/01/28/spiderman2/）でもお伝えした、1月24日に発売された、この記者会見に参加できる権利のついた『アメイジング・スパイダーマン2』特別前売券発売をゲットした425名の人たちなんです。僕もその中の一人です。ですから600人近い会場の200名以上がマスコミ関係者の方、400名以上がファンという形です。だから今回の記者会見はファン・ミーティング的な側面もあり、サンディエオゴ・コミコンみたいにやりたいね、という声があって、急きょ僕が司会進行を務めることになりました。
結論から言うと、ファンの方、マスコミの方、そして何よりも来日したスタッフ、キャスト そしてゲストのサービス精神に助けられ、とてもいい雰囲気でのイベントになりました。本当にありがとうございます＆あとニコ動でご覧になった方ありがとうございました!
当日の僕の格好は、こういう感じなのですが、
皆が登壇するときに、僕の、この手にはめたスパイダーマンのマペットに気づいてくれて、アンドリュー・ガーフィールドさん、エマ・ストーンさん、ジェイミー・フォックスさん、マーク・ウェブ監督は、このスパイダーマンにタッチしてくれました(笑)。
会見の様子は『アメイジング・スパイダーマン2』の公式フェイスブック、ツイッターに詳しく書かれていますが、僕なりの感想です。
■公式フェイスブック
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.625266384215035.1073741830.101407739934238&type=1
■公式ツイッター
https://twitter.com/Spiderman_JP
まず今回の記者会見は、大きく分けて3部構成で、
１、マスコミの方による記者会見
２、ファンの方からの質問
３、特別ゲスト 中村獅童氏を交えてのセッション
だったのです。
しかも今回は、ソニー ピクチャーズさんのご配慮で会場のファンの人も写真撮影して、フェイスブック等にUPしていい、という会見だったので、これもファンの人は大喜びでした!
さて最初の1)の記者会見は、とにかくジェイミー・フォクスさんがノリノリ、、彼が歌手でもあるので歌を交えながらのトークだったり、アンドリュー＆エマが本当にラブラブでかけあいが面白かったりと、盛り上がる記者会見となりました。(通訳の大倉さん=素敵な女性の同時通訳も神級のすばらしさ!)
とにかく今回は『1』とは比べものにならないスケールの大きなアクション映画であるということ、けれどスパイダーマンが皆に愛される一番の理由、誰からも共感される等身大ヒーローということはちゃんと守られている、ということでした。
僕が感心したのは、ジェイミー・フォックスさんがエレクトロを演じる際、「最強の怖い敵にしたかったから、軽いセリフは一切排除した」というのです。実はエレクトロって、原作コミックでは、すごく派手でキャッチーなコスチュームを着てるんで、ちょっとコミカルなイメージがあるのです。しかし、今回、映画版の見た目のアレンジはとても恐ろしいし、ジェイミーさんのこの発言からもわかるように、とてもシリアスなキャラクターなんですね。だから、ジェイミーさんなりに作り上げた、新しいエレクトロ像なのでしょう。
あと今回NYでの撮影が多く、NYのヒーロースパイダーマンだけに、NYの人の生の反応も感じ取れて撮影も楽しかったそうです。
そしていよいよ2)なんですが、これは、うれしいハプニングがありました！なんと抽選で、質問できる権利が当たったのは、スパイダーマンのコスチュームを着た子どもだったのです!これは、本当にすごい"ひき"でした。その子が「スパイダーマンは強いですか？」というシンプルだけど、とても難しい質問をしました。このときアンドリューさんが、「今まで聞かれた中で最高の質問だよ！彼はあくまで普通の男で、完璧じゃないんだ。でも最高の自分になろうとして、優しい心、良いことをしようとする心を大切にしている。そういうことがあるからスパイダーマンは強いんだよ」と答えてくれました。
実は、ファンからの質問は1名だけのつもりだったのですが、もう一人 会場に スパイダーマンの恰好をした子どもがいたので、僕の方から「君も質問ある？」と聞いてみました。
その子はまたナイスな質問をしてくれて、「どうやったらスパイダーマンになれますか？」。これもアンドリューさんが「君はもうスパイダーマンじゃないか！スパイダーマンスーツを着てるし、こんなに沢山の人がいる中で質問をしてくれることはとても勇気のいること。それが出来るなんてすごいよ！僕が同じくらいの年の時は、そんな勇気なかったもの」。
ここでジェイミーさんが、みんなで写真撮ろうぜ！と言ってくれて、チビッ子スパイダーマンたちと記念撮影になりました。正直言います。実は、この写真撮影、及び流れは進行台本には全くない展開だったんです。でもすごく素敵な盛り上がりをみせました。
実は、サンディエゴ・コミコンも、子どもの素直な質問が会場をすごく沸かせたりするし、アンドリューさんも、NYの撮影の時の思い出として スパイダーマン・スーツを着て撮影していたら、近所の子どもたちがバスケをしていたので、そこに入れてもらったことを挙げていました。また劇中のシーンには、スパイダーマンと子どものふれあいの場面もあります。
僕はスーパーヒーロー映画において、子どもとのふれあいがあるシーンがとても好きなのです。なぜならヒーロー というのは 子どもにとって、とても大切な存在と思うから。
いい記者会見になりました。そして司会として言わせていただければ、このハプニングを、温かい目で見守って、盛り上げて応援してくれたのは、会場にいたマスコミの皆さん、そしてファンの皆さんです。ありがとうございました!
それで普通の記者会見だと、ここで終わるのですが、このあと さらにサプライズ!
日本語版でエレクトロの声を担当する中村獅童さんがかけつけてくれました!
これも台本にはなかったのですが、ジェイミー・フォックスさんと獅童さんでエレクトロのセリフを英語と日本語でお披露目。気弱なマックスと怪人と化したエレクトロを象徴するセリフを選んでの声の共演!さきにジェイミーさんが、エレクトロから軽いセリフは一切排除した、とのコメントがありましたが、確かにエレクトロのセリフは胸に響く!
そして、これまた台本にはなかったのですが、皆で歌舞伎の蜘蛛糸パフォーマンス合戦となりました。
アンドリューくんは蜘蛛糸まみれになりながら、観客席で蜘蛛糸パフォーマンス。
この写真は 観客席にいたファン聖都くんが撮ってくれたものです(ありがとう!)
中村獅童さんは、本当に、本当にスパイダーマン好きなんです。2002年ぐらいのときから自分のホームページのトップは、スパイダーマンのコスプレ写真だったし、舞台のカーテンコールのときに、スパイダーマンです!と登場して蜘蛛糸投げたり。あと僕は仕事で、中村獅童さんがスパイダーマンのコスチューム着てるのをみたことがるんですが、』本当に似合うんですね。つまり決して"着させられていない"。本当に着たいというオーラがでてるからこそ、そのコスチュームが似合うんです。しかも今回は、自分があくまでエレクトロであって、スパイダーマンではないから、スパイダーマンのコスチュームは着けてこなかった。
いい締めとなりました。
チビッ子スパイダーマンたちとのやりとりも、獅童さんとみんなの蜘蛛糸パフォーマンスも進行台本上にはないハプニングでした。
司会の立場から言うと、ハプニングを排して時間内に収める、というのが使命なのですが
登壇者の皆様と会場のこのノリにおされ(笑) 後半 成り行きまかせでした。でもとても楽しかったです!
これだけノリノリのキャスト・スタッフと素晴らしいファンがいるアメイジング・スパイダーマンがヒットしない訳がありません!
4月25日(金) 劇場に駆けつけましょう!!
■すぴから緊急告知!
4月22日(火) 東京・西麻布のカフェ VERANDAで 僕がアメコミ映画について語ります!
http://cl-100-0422.peatix.com/
お楽しみに!
【参照リンク】
・『アメイジング・スパイダーマン2』公式サイト
http://www.amazing-spiderman.jp/site/
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