大手企業の今冬のボーナスが2年ぶりに増加に転じたようですが、皆さんは会社から実力通りに評価されていますか?実力以上の評価を得ていたり、またその逆もあるでしょう。なかなか会社から正しい評価を得ることは難しいもの。そこで、新たなバロメーターで、自分の評価を確認してみてはいかがでしょう。
それは、「後輩から相談されているか」。
「この世の中で後輩ほど怖い存在はないと思う」
こう語るのは、書籍『「自分らしさ」を見失わずに働く方法』の著者であり、かつてはリクルートで6期連続トップセールスになるなど幅広く活躍する高城幸司氏。
後輩とは、組織という食物連鎖のピラミッド上では一番弱い立場にいる人。だからこそ、会社組織の中で注意深く周りの人を観察しているものなのです。もし、自分に悩み事ができた場合、いつクビになってもおかしくない人には相談しません。声をかけるのは、常に仕事で成果を上げていて、将来が期待されている人や、ある分野のオーソリティーなど、いわゆる仕事ができる人。
こういった人を見極める嗅覚は、後輩だから持ち合わせているもの。ですから、後輩から相談を受けるということは、「会社の中で輝いている」「実力を持っている」というお墨付きをもらったも同然、と高城氏は分析しています。
「実は、後輩の相談というのは、ほとんどの場合は口実です。どちらかというと、『仕事で活躍しているこの人の話を聞いてみたい』『この人とつながっていたい』という憧れの気持ちのほうが強いのです」(高城氏)
後輩からの支持を得ていることは自信を持っていいこと。また、今、会社から思い通りの評価がされていなくても、周囲の評価は必ず上長に届くはず。あまり、目の前のボーナスの額に気を取られるのではなく、長い目で頑張ってみてはいかがでしょうか。
写真:(C) 2006 TWENTIETH CENTURY FOX
【書籍データ】
・『「自分らしさ」を見失わずに働く方法』高城幸司著 大和書房
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