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女子向け恋愛コラムを元メンズファッション誌編集長と500人斬りナンパ師が斬る!

2013/12/05 17:00 投稿

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Filed under: 国内, 暮らし・車, AOL限定, アフター5, 深夜, 連載

ネットメディアで最近よく目にする女子向け恋愛コラム。例えば、【彼の心を引きつけておく秘訣】【彼氏が彼女に嫉妬するポイント】【初デートの彼の心を見抜くには】【男性が「結婚を意識する瞬間」】【フラれたことのない女子の特徴】といったタイトルの記事をうっかりクリックしてしまって、嫌気が差したという男性読者も多いだろう。
ではナゼ、こういったコラムの内容は、男が読むと「ウザッ!!」と感じてしまうのだろうか?


そこで、今回は2人の専門家を招致。某メンズファッション誌で編集長を経験し男女の恋愛事情を熟知したA氏(32歳・男性)、そして500人斬りを達成したナンパ師B氏(30歳・男性)が対談により、この「ウザッ!!」の理由を分析してくれたぞ!

編集長A/ネットニュースで、この手の女子向け恋愛コラムって最近すごく増えましたよね。

ナンパ師B/確かに。「メンジョイ!」「オトメスゴレン」「ハウコレ」「モデルプレス」などなど、ざっと挙げただけでもこんなに媒体がありますから。ディスります。いや、ディスらせてください!もうね、ほとほとウンザリしてるんですよ。あのしゃらくせーコラムは!

編集長A/しゃらくさいと?

ナンパ師B/しゃらくさいです。特にね、「男の気持ちはこうだよ!」みたいに決めつけている恋愛HOW TOは、イライラしますからね。この手の恋愛コラムは、想定読者の恋愛偏差値を勝手に低く設定してるんです。でもね、リアルな恋愛って、実際は生々しいことだらけじゃないですか!? だけどそういうのはタブーとされてるんで、鬱憤が溜まるんです!!

編集長A/ちなみに生々しいことってどんなん?

ナンパ師B/例えば、「〇〇をする男の気持ち」みたいなお題があったとしても、そのアンサーとしては、「そういうことする男は、エロい事したいだけだ!」と。

編集長A/その程度のことがタブーになっちゃってるんだったら、ガチの恋愛論なんか一切説けないでしょ。

ナンパ師B/説けるわきゃないんですよ、えぇ。

編集長A/だって男が女子に接触する理由は、「彼女にしたい」か「したい」だけなのに、その二択のうちの一つをすでに見て見ぬ振りするってことになるじゃん。

ナンパ師B/だからあの手の恋愛コラムが、マジで役に立つ恋愛マニュアルとして機能することはほぼ、ないんです!

――――――――――――――――――――

編集長A/じゃあ前置きが長くなりましたが、ちょっと実際にネットニュースに上がっていた恋愛コラムを見てみましょう。まずは「nanapi」の【好きな彼からの脈ありサインを見極める8つのポイント】(http://nanapi.jp/91752/)。

ナンパ師B/全部にツッコミ入れてたらキリがないんで、いくつか抜粋しましょうか。

『4:ふたりきりで出かけようと誘われる
ふたりきりで出かけるということは、いわゆるデートです。好意を持っていない人をデートに誘う男性はいません。少なくとも、あなたと一緒に過ごすことを楽しいと思っている証拠です。「ムードがある場所に行くわけでもない」などと思ってはいけません。彼はあなたと出かけることを選んだのです。彼にとっては他の友人も誘わず、ふたりきりで出かけるということに意味があるのです。』
『6:軽いボディタッチをしてくる
頭をポンポンとする、頭をなでる、手をつなぐ等、この3つのボディタッチが、付き合っていないけれど好意のある相手にできるギリギリのラインです。頭をポンポンとする、頭をなでるというのは、「かわいいな」と思っているサインでもあります。この3つのうちのどれかをされたなら、彼があなたに特別な感情を持っている可能性が高いです。これ以上のボディタッチを気軽にしてくるような男性は不実な男性である可能性があるので、慎重に見極めましょう。』

ナンパ師B/この二つなんて思いっきり間違ってますよ。

編集長A/さっきも言ったけど、「彼女にしたい」か「したい」だけかの違いに言及してないもんね。男は前者でも後者でも、二人で出掛けようとするし、ボディタッチもするし。

ナンパ師B/いや、むしろどっちかっていうと、とりあえずお願いしたい女性にこういうことしますよね。

編集長A/2人で出掛けるっていうのも、そこからさらにカテゴライズしないとダメでしょ。男がその女と、昼間から一日中たっぷり時間を使うデートを提案してくれるか、もしくは夜からの飲みだけデートを提案してくるか。

ナンパ師B/夜飲みにばっかり誘われる女子は、気をつけた方がいいでしょ。

編集長A/だからデートに誘ってきた男が、本当に彼女にしたいと思ってるのか、ただ単にしたいのかを判別するには、女子から「デートするんだったらディズニーランドがいいな♪」って言ってみるのがいいと思うよ。

ナンパ師B/あー、確かにwww。ただのエロい事狙いの女子とディズニー行くなんて、超絶メンドイだけですもんね。そういう女子からのその提案は「仕事が忙しいから丸一日はずっと空けられない」とかいって、結局、夜飲みに持ち込みますからね。

編集長A/男の言う「仕事が忙しい」ってのも、半分ホントで半分ウソだからww。そりゃ、確かに忙しい男は忙しいけど、本命の女子には忙しい中でも時間作りますよ。

ナンパ師B/だからディズニーランドはその男が本気かどうかをジャッジするリトマス試験紙になると思うんですよ。あとボディタッチも、お願いしたい女子にしそうな行動だと思いませんか?

編集長A/確かに。本命女子としてこれから狙ってる子には、男は「頭ポンポン」なんてなかなかできない。好きな女子の前ではやっぱり緊張しちゃうし、「頭ポンポン」なんておこがましいって思うはず。まぁよっぽど自分に自信がある男は別だろうけど。

ナンパ師B/要するに「頭ポンポン」は自分が優位だと思ってないとできない!

――――――――――――――――――――

編集長A/では続きまして。「ハウコレ」から【男性が、出会った女性に運命を感じる瞬間・6選】(http://howcollect.jp/article/5346)。そもそもの前提として......男って、運命なんて感じなくねww?

ナンパ師B/おっしゃる通り。男は計算・打算・妥協ですよね。

編集長A/やたら運命うんぬんを語る男は信用できない。まぁ、モテる男が目の前の女としたいがために、「運命感じる」とか虚偽申告することはあるかもだけどもwww。

ナンパ師B/コラムの中身はこんな感じみたいですね。

『1.好きなものが同じ
「自分は大好きだけど世間的にはマイナーな映画とか音楽を『それ私も好き!』って言われるとすごく嬉しい。そういうことがいくつか重なったら、それはもう運命だと思っていいはず。」(24歳/広告)
同じものが好きだったり趣味が合ったりすると、たとえ初対面でも一気に距離が縮まります。こんな風に運命を感じられれば、付き合ってからも上手くいきそうですよね。』
『2.やたらと話が合った
「基本的に女の子がすごく苦手だから、初対面のときから何故かやたらと話しやすかった今の彼女に会ったときは、運命を感じた。」(25歳/IT)
女性が苦手な奥手男子は、話が合うだけでも運命と思うそう。「話が合うね」と喜んでいる彼には、「うん!こんなに話しやすくて楽しい人はじめて!」と嬉しそうに言ってみましょう。おそらくイチコロです。』

編集長A/この二つはさ、たまたま、他意はなく、ホントにたまたま趣味とか話が合っただけの可能性あるよね。話してて、マイナー映画の話が合ったら普通に会話としては楽しいよ。でもそれでいちいち「運命感じる♪」って・・・。

ナンパ師B/あとは、とりあえずその場しのぎで会話を合わせることもありますよね。それこそ「私たちって趣味合うね」=「私たちって運命の相手かも」ぐらいに思わせてる可能性もある。

編集長A/だからスタート地点から間違ってるんじゃない? 趣味とか話が合うとかで「運命」うんぬんを論じること自体間違ってるでしょ。

『3.前の恋人と別れた時期が近い
「『前の恋人と別れたのいつ?』って聞いて、それが自分と同じくらいの時期だと『もしかして俺ら二人が出会うために・・・?』と思ったりもする。」(22歳/学生)
素敵な男性に出会ったときは、前の恋人といつ別れたのかということをぜひとも聞き出してみましょう。また、「誕生日が一緒、または近い」「血液型と星座が同じ」といった偶然の一致も運命を感じさせるようです。』

ナンパ師B/これも......たまたまなんじゃねwww。

編集長A/だけどさ、このコラムって一応、男性アンケートを取って、そこからコメント抽出してるんだね。

ナンパ師B/いや~、これはね、鵜呑みにしちゃダメですよ。これは絶対カラクリがあるはずですよ。アンケートに答えてるのは一般男性でしょうけど、このコラムのコメント欄を書いてるのは女性ライターとかなんじゃないですかね?www

編集長A/まじ!?その女性ライターの主観が多分に入ってると?

ナンパ師B/だって、この手のアンケートにきっちりと的確な回答してくれるヤツなんていないと思いません?「運命めっちゃ感じまーす!」ぐらいのテキトーなコメントばっかりですよ、絶対www。でもそれじゃ原稿にできないから、ライターがアンケート結果をもとに、コメントを捏造してたりするんじゃないですか?www

――――――――――――――――――――

編集長A/お次も「ハウコレ」からで【「ただの友達」から恋人へ昇格するために効果的な5つの方法】(http://howcollect.jp/article/5334)。

『1.じっと見つめる
友達同士の関係の場合、お店では正面に座る事が多いはず。だからこそ、彼が話している時、または食べている時には彼の顔がハッキリ見えるはずです。そんな時がチャンス!
彼の目を見て、いつもより長く見つめましょう。人は4秒以上見つめられると普段とは違った感情を抱くそうです。「な、なんだよ!」彼はあなたのまっすぐな視線にちょっぴりドキドキするはず。あなたは天使の笑顔で「何でもないよ!」と答えて下さい。』
『4.好きなタイプをさりげなく伝える
「○○君はどんな人がタイプなの?」と聞いてみましょう。そしてあなたは聞かれても聞かれなくても「私は○○君みたいに優しい人が良いな~。」と言う事。まさかの言葉に彼のリアクションが楽しみです。 』

ナンパ師B/これも前提が思いっきり間違ってるよな~。じっと見つめられても、「〇〇君がタイプ」みたいに告げられても、女友達をそれきっかけで好きになるなんてことなんて、ほぼないでしょ。

編集長A/その男が、最初からその女の子に多少でも恋心を抱いているのならば、効果はあるだろうけどね。でも逆に言うと、恋心ゼロの相手からコレをやられても全く効果はないよな。「1」ある恋心を「2」に膨らませることはできるかもしれないけど、「0」を「1」にはできないから!

ナンパ師B/だから、このテクニックにおいての前提ルールの解説を、一切してないからダメなんだよ。だって、女友達としてしか見てない恋心ゼロ男にこれやっちゃったら、「あれ?これはとりあえずOKサインって事だよな?」って男は思っちゃうでしょ。

編集長A/間違いないwww。恋心ゼロでも性欲はゼロじゃないからね!むしろこんなアプローチされたら、有無を言わさずタクシー拾って、「渋谷の円山町まで」って言っちゃいますよ。

ナンパ師B/円山町www。しかし、まぁ断言しますけど、そこから彼女に昇格することは、かなり難しいですよ。

『2.手を磨いて意識させる
女らしさを意識させようとして、胸元を強調した服を着たり、甘い香水をぷんぷんさせたりするのは返って逆効果。
男性は自分にはないフェミニンな部位に反応します。その代表は「手」。常にキレイに保つ事も重要ですが、男性が敬遠するような派手ネイルに気をつけましょう。そして何より所作が大事。しなやかさや柔らかさを感じさせるよう、指を伸ばし揃えてから彼の目の前でグラスを持って見て下さい。またグラスのしずくをナプキンで拭いて渡すなど、一連の動作を美しくすると、彼の意識もぐっと変わります。』
『5.絶叫マシーンに乗る
吊り橋効果というのをご存知ですか?人は恐怖でドキドキしていても、それが誰かに心ときめくドキドキに転換されてしまう動物です。つまり、高いところや絶叫マシーンに乗って思い切りドキドキする(させる)こと!彼があなたにときめいてくれるチャンスとシチュエーションを作るのです。是非誘ってみて下さい。』

編集長A/男は女の手なんて一切見てないからねwww いくら手がキレイだろうが恋心を「0」から「1」にすることは不可能。

ナンパ師B/あと「絶叫マシーンに乗る」って。このライターさん、20年前の恋愛マニュアルとか読みすぎなんじゃないですかね??

――――――――――――――――――――

編集長A/今回はザッと3つの恋愛コラムについて分析してみたわけですが・・・こういう恋愛コラムって、マジに「そんなん20年前の恋愛マニュアルだろ!」っていうステレオタイプのネタを、平然と載せてるよね。

ナンパ師B/そこがポイントなんですよ。たぶん読者たちも、この恋愛コラムを読んで、常に「ふむふむ、勉強になるな~」なんて思ってないんですよ。読者はそんなにバカじゃないし。

編集長A/だよね、さすがに「それ知ってる」ってなるよね。

ナンパ師B/その通り! この手の恋愛コラムを読む女子たちは、別に恋愛をレクチャーしてもらいたいんじゃない。あと、意外にコラム読んでるのは男性じゃないっすか?www 何となくクリックしちゃったみたいな。

編集長A/確かにwww まぁまとめると、恋愛なんて実地でいろいろ経験積むしかないっての!www

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