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交通安全や暴力団追放など、警視庁が作成する様々なポスター。注目度を高めるためか、写真には毎回話題の人が起用されることが多い。これまでは元AKB48の前田敦子や、ドラマ「相棒」の水谷豊と及川光博、さらにはソフトバンクのCMで「お父さん犬」としておなじみのカイくんなど、バラエティに富んだ面々が起用されてきた。そんな中、ちょっと珍しいタイプの警視庁のポスターが張り出されている。

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「ストップ!万引き」という万引き防止を呼び掛けるポスターなのだが、これが4コマ......ならぬ、5コマ漫画で構成されている。ストーリーはというと、主人公が立ち読みしていると、背後で万引きの気配が......それを見るや「戻すのだ!!すぐに!!」と何とも言えない目力で訴えかける主人公。最後には「俺に変身させるな!」と万引き犯に何だかすごい圧力をかける......というもの。

しかしこれだけ読むと、なんだかよく分からないという人もいるのではないだろうか。ちょっと解説すると、これは「月刊ヒーローズ」で連載中の「ヒーローカンパニー」という漫画のキャラクターを、万引き防止ポスターに起用した作品なのだ。

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「ヒーローカンパニー」は、治安が悪化する未来で、人々を助ける「ヒーロー」が職業として確立された世界を描いた作品。ヒーローカンパニーの社員たちは、瞬時に変身してみたり、戦隊を組んでみたり、ときにロボットを操ってみたり、とそれぞれのスタイルで市民を守る。しかしそんなロマンあふれるヒーローぶりを披露したあとは、くたくたになりながら帰社、デスクに向かってその日の活躍をパソコン入力......。地味である。だが、これを忘れると給料が出ないのだ。その後、シャワーを浴びてタイムカードを押して、退社。あとは普通の会社員と同様に、飲みやカラオケに行ったりする。

ここまでリアルに描かれると、子ども時代には憧れていたヒーローも途端に親近感が感じられる。恐らく上司への愚痴や給料への不満もあることだろう。会社員としては「お互いいろいろあるよね」なんて共感してしまう。ちなみに「ヒーローカンパニー」では、ヒーローたちは勤務時間外の悪にはスルーを決め込むらしい。万引き防止ポスターのヒーローが「俺に変身させるな!」と言っていたのは、純粋に正義感からと、あとはもしかしたら勤務時間外だったのかもしれない。彼らを時間外に変身させないためにも、やっぱり万引きはダメなのだ。

月刊ヒーローズにはこのほかにも、初代ウルトラマンだった早田進(はやたしん)の息子の活躍を描いた「ULTRAMAN」や、2013年4月から放送されたテレビアニメ「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」のアナザーストーリーである漫画「マジェスティックプリンス」など、様々な「ヒーロー」を描いた作品が連載されている。かつて憧れたヒーローとはまた一味違ったヒーローたちと出合うことができそうだ。

【参照リンク】
・「STOP万引き」公式サイト
http://stopmanbiki.jp/
・「月刊ヒーローズ」公式サイト
http://www.heros-web.com/

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