その黎明期には「なう」や「わず」などといった流行語を生み出し、いま現在も印象的なフレーズが日々多くのユーザーによって使用、そして共有されているツイッター。そんなツイッターでいま、お笑いコンビ「どぶろっく」の看板ネタのフレーズが大人気となっている。
どぶろっくは、2004年結成の"歌ネタ"に定評があるコンビ。シャープな外見の森慎太郎がアコースティックギターでメロディーを奏で、坊主頭の江口直人と2人で主に男の妄想を力強く歌い上げる芸風だ。クセになるネタであるだけでなく、歌唱力も高いとあって、サザンオールスターズの桑田佳祐やゆずなど、人気アーティストたちもファンであることを公言している。
そんなどぶろっくの看板ネタが、「もしかしてだけど」だ。日常の様々なシチュエーションの中で、女性が自分たちのことを誘ってきているのではないかと妄想を肥大化させて歌にしているこのネタ。「もしかしてだけど～ もしかしてだけど～ それってオイラを誘ってるんじゃないの～」というフレーズで始まり、曲（ネタ）の中では最後の部分が様々な歌詞に変えられている。ツイッターユーザーたちの中でもいま、この最後の部分を変えて投稿するのがブームになっているのだ。
10月16日に投稿されたそのようなツイートだけでも、以下のように複数のパターンが存在している。
「もしかしてだけど～ もしかしてだけど～ 休校って知らされてなかったんじゃないの～」
「もしかしてだけど～ もしかしてだけど～ 台風でT.M.Revolutionごっこしてる人多いんじゃないの～」
「もしかしてだけど～ もしかしてだけど～ 台風27号発生してるんじゃないの～」
このように、前日夜から当日朝にかけて日本列島で猛威をふるった台風26号に関連した内容が多くなっている。このほかにも、プライベートな内容から時事的な内容まで、使われ方は様々だ。
そしてついには、「もしかしてだけど」ツイートのみをつぶやくアカウントまで複数登場。10月15日0時から16日0時までの24時間でツイッターに投稿された「もしかしてだけど」というワードの入ったツイートの総数は、約7700件という大きい数字となっている（「Yahoo!リアルタイム検索」で計算）。
2007年頃から定期的にテレビでその秀逸なネタを披露してきたどぶろっく。ここにきて何故突然ツイッター上で大ブームが起きたのかは分からないが、今後ネット発信でより知名度を高めていくかもしれない。
【参照リンク】
・もしかしてだけど～♪（twitter）
https://twitter.com/mosi_janaino
・もしかしてだけど [Single, Maxi]
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%82%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%A9-%E3%81%A9%E3%81%B6%E3%82%8D%E3%81%A3%E3%81%8F/dp/B00BSXP4NG/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1369211261&sr=8-1&keywords=%E3%81%A9%E3%81%B6%E3%82%8D%E3%81%A3%E3%81%8F
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