おっぱい丸出しである。
それもベッドシーンや入浴シーンではない。普段の格好が裸だからずっとおっぱい丸出しなのだ。『衝撃ゴウライガン!!』(テレビ東京)で星野あかりが演じる妖精ナヴィの登場はまさに"衝撃"的だった。
地上波のテレビからおっぱいがほとんど姿を消して久しいが、前作『GARO』でも何度となく裸の女性が出てきたとおり、このテレ東深夜特撮枠こそテレビ界の治外法権か、と思ってしまうほどだ。壇蜜が下着姿になったかと思ったら、バックショットでブラジャーはそのままに下を脱ぎ始め、お尻を晒すシーンまであるのだ。
と、ここまでの説明では完全なエロドラマになってしまうが、もちろん本筋は雨宮慶太による本格特撮ヒーローもの。CGをふんだんに駆使したアクションシーンは今のテレビの枠に収まらない、こちらも治外法権的な派手さで"ラブコメバトルヒーロー"という異色の物語を彩っている。
『衝撃ゴウライガン!!』の前に放送されているのが『ノーコン・キッド 〜ぼくらのゲーム史〜』だ。
ゼビウス、クレイジー・クライマー、ギャラガ、パックマン、ポールポジションⅡ、ドルアーガの塔......。
子供の頃、ゲームセンターに通いつめた30~40代なら懐かしさでヨダレがでるようなゲーム映像が次から次へと流れてくる。田中圭、波留、浜野謙太の3人が15歳からの30年を演じ、ゲームとともに成長していく姿を描いていく。それはゲーセンでプレイする人を後ろから眺め応援している感覚そのままだ。
さらにその前には『殺しの女王蜂』が放送。モデルガールズの5人が殺し屋集団「アシナガ」を演じ、惜しげも無くその美脚を披露している。彼女たちの賞金首となるのは「美女の脚を切断することで快楽を得ている殺人鬼」「巨乳のみが入信できる新興宗教団体の教祖」といった変態たち。それを演じるのが板尾創路、麿赤兒、田口トモロヲら、一癖も二癖もある個性派俳優たちだからたまらない。
おっぱい、お尻、アクション、ゲーセン、おたく、美脚、変態、猟奇殺人......。
『殺しの女王蜂』、『ノーコン・キッド 〜ぼくらのゲーム史〜』、そして『衝撃ゴウライガン!!』と続く金曜深夜のテレ東ドラマ枠は僕たちボンクラ男子が愛するもので詰まっている。その相乗効果でそれぞれの魅力を無限増殖させるように引き上げ、B級テイストのドラマ群が無敵の"聖域"へと変わるのだ。
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