北京の動物園で行っている動物たちの飼育方法が、中国人ネットユーザーから「動物虐待ではないか」と話題になっている。
北京野生動物園では、来園者が動物と一緒に写真を撮ることができるサービスが3年前から開始。その「撮影コーナー」では、羽を広げたクジャクとワニがテープで固定されている。3年前から始めたこのサービスは、今では1日約2万円もの売上があるという。
これに対して中国のネットユーザーからは、
「人間は金のためなら何でもやるんだな」
「なぜ誰も注意しないんだ?」
と園側を非難する意見が多い中、
「本当に動物が好きな人は、縛りつけられた動物と一緒に写真を撮りたいなどとは思わないはずだ」と、サービス利用者にも否があるという指摘も。
また、欧州からも、
「中国はまだ動物虐待かそうでないかの境界線が曖昧で、当事者の意識が薄い。このケースならなおさらだ」と、中国人の意識が発展途上だとする意見もあった。
このサービスが動物虐待ではないか?との意見に対して園側は、「撮影サービスのためのクジャクたちは、ずっと羽を広げていられるように訓練されている。ワニはどれも幼いが、来園者を傷つけることがないように口をテープで固定しているのだ。そしてこのサービスは、記念に動物と一緒に写真を撮りたいという来園者のリクエストに応えたものであり、我々は絶対に動物を虐待することなどない」と話している。
【参照リンク】
・Animal abuse alleged at Beijing Wild Animal Zoo
http://www.ecns.cn/cns-wire/2013/09-06/80155.shtml
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