総務省によると、2012 年12 月末時点において、携帯電話は1億 3,836万加入となっており、国民1人当たり1加入以上、携帯電話が普及。さらに同年度については、新規出荷台数の7割以上がスマートフォンとなり、普及台数としては約 4,300 万台、普及率は約4割まで伸びているという。
そんななか9月4日、総務省は「スマートフォン安心安全強化戦略」を発表。"スマートフォンサービス等の適正な提供の在り方"を検討するなかで、携帯電話会社などに対し、「通信速度について、実測値を表示・併記」するよう提唱すると発表した。
スマートフォン(以下スマホ)の普及にともない、「契約解除料や解約時の割賦残金、『実質0円』等の無料強調、セット販売等の料金」といったサービス契約時のほか、「通信速度や通信エリア等のサービス品質・エリアに関するもの」と、電気通信サービスに直接関わる苦情も増加。
確かにこれまでスマホの通信速度は、「受信時最大●●Mbps」などと、あくまでも「理論値」が表記されることが多かった。しかし、実際の通信速度はエリアはもちろん、場所や時間帯などによっても大きく異なるもの。
速度だけではない。ネット上では、接続率の表記についての疑問も以前からある。"つながりやすい"といっても、それは何と比較してなのか? ソフトバンクは900MHz帯を用いた3G通信サービスの提供を開始して以来、「つながりやすさNo.1」をアピールするものの、ネット上では「つながらないんだけど...」という声も出ている。一方KDDIは、800MHz帯のLTEネットワークを拡充することで、自社が断トツになるのではないかと自信をのぞかせているという。
実測値や接続率の表記方法については、どういった条件下でおこなうのかなど課題は多そうだが、何よりもユーザーが感じたことが全て。iPhone5S狂騒曲は始まったばかり、さてユーザーの評判はどこが最も良いだろうか。
【参照リンク】
・【47都道府県 つながりやすさ満足度調査発表!】"接続率NO.1"に疑問の声が(NAVERまとめ)
http://matome.naver.jp/odai/2137822407600286601
・「スマートフォン安心安全強化戦略」の公表(総務省)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban08_02000122.html
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