ボーイズバンドやファービー、ワッフルパーマ、そしてラブコメ全盛期だった90年代。トム・ハンクスとメグ・ライアンがお互いに恋い焦がれ、ジュリア・ロバーツが愛を求めてドタバタ劇を繰り返していた当時の映画は、人生の教訓を教えてくれている。
以下は、90年代の映画9本から得る人生の(おかしな)教訓。
1. 人気の男性をゲットするにはイメージを変えろ!
『シーズ・オール・ザット』(1999年)でレイチェル・リー・クックが演じたレイニーは、学校一ハンサムなザックの賭けの対象となってしまう。だがレイニーが大胆なイメージチェンジ(メガネを取っただけだが)をしたことで、ザックは彼女を本気で好きになり始めるのだった。
2. 異母兄弟と恋愛するのは問題なし...?
『クルーエル・インテンションズ』(1999)では、両親の結婚で義理の姉と弟になったキャスリンとセバスチャンの禁じられた愛が描かれていた。そして『クルーレス』(1996)でもシェール(アリシア・シルヴァーストーン)が義兄弟のジョシュ(ポール・ラッド)と...。3. 愛の表現は高価なブランド品で!
『恋のからさわぎ』(1999)では「恋」と「愛」の微妙な差が表現されている。映画内に登場するビアンカは、「自分のスニーカーは好き。でもプラダのリュックは愛しているの」と言い、「私は自分のスニーカーを愛しているわ」とチャスティティに返答されると、「それはあなたがプラダのリュックを持っていないからだわ」と返答している。
4. 人生最悪の時期は大学卒業後?
『リアリティ・バイツ』(1994)で描かれる大学卒業後の生活はかなり悲惨なものだ。卒業生総代を務めたウィノナ・ライダー演じるリレイナはファーストフード店で働きながら、不満の募る恋愛関係に悩んでおり、彼女の友人もHIVの恐怖や失業、そして家族の死などと向き合うなど、当時の20代前半の女性の悩みが描かれている。
5. 愛の名の元であれば他人の人生を狂わせてもOK
『ベスト・フレンズ・ウェディング』(1997)で、主人公の女性ジュリアンは親友のマイケルが結婚すると聞き、彼を愛していることに気付く。ジュリアンはマイケルを結婚させないために最終的にはマイケルの仕事を奪い、結婚式当日にキスをするというとんでもない行動に出てしまうが、愛しているのであれば問題ない(ホントに!?)。
6. 高校を卒業すればオタクは活躍し、人気者は苦しむ
『ロミーとミッシェルの場合』(1997)では、幼なじみで仲良しのロミーとミッシェルの元に高校の同窓会の知らせが届く。そして同窓会へ出向いた2人は当時の人気者が全員不幸せで、逆にオタクが成功を収めた億万長者となっている事実を知る。
7. 素敵な家庭教師は雇わないこと
『ユー・ガット・メール』(1998)は多くのことを教えてくれる。ネット上での浮気は浮気ではないこと、愛は盲目であることなどがそれだ。だが映画の中で最も大事な教訓はちょっとしたシーンの中にある。主人公ジョーの父親ネルソンが結婚を振り返るのだが、彼は家庭教師と恋に落ちて妻を捨て、また次の家庭教師と恋に落ちてを繰り返し、最後には婚約者に逆の行動を取られてしまったことを告白している(他人にしたことは、自分に返ってくるってこと?)。
8. 売春は恋に落ちる近道??
『プリティ・ウーマン』(1990)のエドワードとビビアンは恋が成就するまで山あり谷ありだったが、ビビアンが売春婦であったことを考えると、まともな方だったといえるのだろう。出会いがないと嘆く人で、もしビビアンのストーリーを本気で信じられるのであれば、ウィッグをつけてセクシーなブーツを履いてみよう。ポロの試合や買い物三昧の世界が待っているかもしれない。
9. あだ名は人生を狂わせる
『25年目のキス』(1999)では、ドリュー・バリモア演じる主人公ジョジー・ゲラーが高校での潜入取材を試みる。学校の人気者のグループと仲良くなるジョジーだが、高校時代に"ジョジー・グロッシー(Josie Grossie、グロいジョジー)"というあだ名をつけられ、いじめられていた記憶に悩まされる。子供の名前を付けるときは、韻を踏み"にくい"点も考慮したいものだ。
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