26日、日本テレビの情報エンタテインメント番組「ZIP!」生放送中に、「放送禁止用語」が流れたことが波紋をよんでいる。
※公式プロフィールによると、趣味は「韓国語、韓流ドラマ鑑賞、K-POPダンス、お散歩」という曽田茉莉江(21)"事件"が起きたのは、「10秒脳カツ」コーナーで、TOKIO山口達也(41)と「美少女クラブ31」曽田茉莉江(21)がおこなう「10秒しりとり」でのこと。
山口「アルマジロ」 曽田「ロン毛」 山口「ゲゲゲの鬼太郎」 曽田「ろ...ろ...ロンパリ!」
という流れだ。
そもそも順番では「う」なのに、何故か「ろ」と勘違いした曽田。とっさに山口が「ウだよウ!!」とかぶせたが、発言したものは取り返しがつかない。発言した瞬間、2ちゃんねる実況板では
「ロンパリって放送禁止用語だろw」
「ロンパリww」
「ロンパリはあかんやろ...」
と総ツッコミ。番組では、その後「不適切な表現があった」とお詫びが入ったのだが、一方で、「ロンパリって何?」と、そもそもその単語がわからないという声も多く上がった。そういった人に対し「外斜視のこと。目がロンドンとパリを同時に見てるというような意味合い」と解説するユーザーが現れても、
「全く知らなかったw」
「むしろお洒落な表現だわな 」
「ロンパリの意味がわかるのはどの世代からよ」
「そもそも聞いたこと無いわ」
と、首をかしげる声が噴出。さらに
「何がいけないのか理解出来ないし、差別用語だなんて初めて知ったw」
「ちょっとまて、ロンパリって、いつから差別用語になったん?」
「何をもって差別語とするのかその定義が分からんが
放送局は放送禁止用語の一覧を誰にでも見られるようにウェブ上で告知しとけよ
それが出来ないのなら規制するな」
という声など、謝罪コメントが放送されて初めて「ロンパリ」という単語、そしてその単語が放送禁止用語ということを知った人もいる。
こういった「放送禁止用語」は、あくまでも"自主規制"。ネット上には個人が「放送禁止用語」をまとめたページがいくつかあり、NAVERまとめの「放送禁止用語一覧」などによると、「バカチョンカメラ」「落ちこぼれ」「足切り」「百姓」等も"NG"。
1950年代に普及したといわれる「ロンパリ」という単語を知らないのは若い世代に多いと思われるが、それは「差別用語」の教育のほか、マスメディアでも「放送禁止」にした結果、日常でも使われなくなっているということのあらわれといえよう。曽田がこの単語を知っていることや、しりとりという場でとっさに出てきたことについて疑問を抱く声は多い。テレビ番組に出演するなら放送禁止用語をお勉強する必要があるのかもしれないが、今回の"事件"は、改めて「放送禁止用語とは何故あるのか」「どうして放送禁止なのか」を考えさせるきっかけとなっているようだ。
【参照リンク】
・放送禁止用語一覧
http://matome.naver.jp/odai/2129161906892202301
・放送禁止用語集
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/4845/odio/kinku.html
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