ウォン・カーウァイ監督がかつてない映像美とハリウッドもひれ伏すアクションで描き出すエンターテインメント超大作『グランド・マスター』(5月31日公開)。『マトリックス』『キル・ビル』シリーズ、『グリーン・ディスティニー』のアクション監督、ユエン・ウーピンが、武術指導で本作に関わった撮影は「全部大変だった」と過酷さを明かした!
永遠のアクションスター、ブルース・リーの師匠であり、伝説の武術家イップ・マンの知られざる実話をもとに、中国武術を受け継ぎ、その技と精神を築き上げ、時代に継承していった宗師<グランド・マスター>たちの闘いや生き様を描いている。激動の時代に抗い、運命を切り開こうとした実在のグランド・マスター達の愛と宿命の物語は、実に美しく、壮大であり、「想像していたよりもずっと素晴らしいものができたと思っている。撮影にしても美術にしてもアクションにしても、近年稀にみる素晴らしい作品だと思う」と、ウーピンも太鼓判を押す。
構想17年、準備期間8年、撮影期間3年、と映画製作ではありえない期間を要し、完成までに至った道のりには、並々ならぬ苦労があったに違いない。「冒頭のトニー・レオンの雨の中の格闘シーンは、冠水していて冬だったので、寒かった。金楼でのトニー・レオンとチャン・ツィイーの格闘シーンのアクションデザインも大変だったな。走る列車をバックにしたシーンもマイナス30℃の中で撮ったし。アクションは全部大変だったよ」。雨のシーンでは30日間ぶっ通しで撮影を行い、トニー・レオンは気管支炎になったほど!恐るべし、ウォン・カーウァイ!
カーウァイに誘われて本作に参加したウーピン。過酷な撮影下ではあったが、カーウァイに対しては、「本当に真面目な監督で、完璧主義者。少しでも満足がいかないと思ったところは撮り直し、というスタイルだったので、映画をつくるためには時間や他のことはあまり気にしないという感じの方。完璧を求める方と仕事ができて嬉しく思っている」と称賛!恐るべし、ウォン・カーウァイ!
そんなカーウァイが魅了されたイップ・マンは、「一番有名なブルース・リーも含め、弟子が数十万人いて、正真正銘のグランド・マスター」と、誰もが認める偉人だ。ドニー・イェン演じる『イップ・マン』は、もちろんウーピンは鑑賞済だ。本作との違いについては「全部が違う」と断言。最後に、「勤勉さ、努力し続けていく粘り強さ。あとは、勘。しかし、どんなに勘が良くてもずっと努力し続ける姿勢がないとだめ」と、グランド・マスターになるための秘訣をこっそり教えてくれた。グランド・マスターの死闘をその目に焼き付けるべし!
『グランド・マスター』は、5月31日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開
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