なんであれ皆が小異を捨て、力を合わせてサービスを改善するのはいいことだ。競争が激しいことで知られるテクノロジー業界にちょうどそういう珍しい現象が起きた。ストリーミングビジネスで冷戦状態が続いていたGoogleとAmazonだが、 YouTubeがFire TV、プライムビデオがChromecastとAndroid TVにやって来ることが発表された。

Amazonnの各種第2世代Fireテレビ、Fire TV Stick、Fire TV Stick 4K、Fire TV Cube、Fire TV Stick Basic Editionに加えてサードパーティーのメーカーがFire TV機能を内蔵したスマートテレビが全世界9で正式にYouTubeアプリのサポートを開始する。AmazonはYouTubeをサポートするハードウェアをさらに拡大する計画だ。YouTube TV、YouTube Kidsも近くAmazon Fire TVでサポートされる。

Google側ではGoogle自身のChromecastデバイスに加えてChromecast、Android TV機能を内蔵するサードパーティーのスマートテレビがプライムビデオをサポートする。さらにChromecast Ultraのオーナーは追加料金を支払うことなく、Prime Videoの4000本のビデオを見ることができる。これは今までAmazonプライムのメンバーだけの特典だった。

現在すでに一部のAndroid TVデバイスではプライムビデオを見ることができるが、今後はサポートするデバイスが拡大される。

このストリーミングの相互乗り入れは以前から要望されていた。正確にいえば何年も前からだ。しかし両社の小競り合いは最近まで続いていたが、この5月には消費者の便益を優先していさかいを棚上げすることに合意したという発表が行われた。今回の進展は5月の合意が実行に移された結果だ。

ストリーミングよ、永遠なれ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

この記事はTechCrunch Japanからの転載です。

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