スティーブン・スピルバーグ監督は、ユリシーズ・シンプソン・グラント元大統領の伝記映画で、2012年の自身の映画『リンカーン』で舞台となった南北戦争時代を再び描くようだ。
『Deadline』によれば、スピルバーグ監督は、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』に出演していたレオナルド・ディカプリオとこのグラント元大統領の映画で再タッグを組みたいと考えているという。ディカプリオもスピルバーグ監督もまだ初期段階の交渉中とのことだ。
ライオンズゲートとディカプリオのAppian Wayプロダクションがグラント元大統領の伝記を執筆したロン・チャーナウの著書「Grant」の映画化権を獲得しており、デビッド・ジェームズ・ケリーが脚本を担当する。
グラント元大統領は、18代目の米国大統領になる前、南北戦争で将軍として北軍を率いて勝利に導いた。リンカーンが暗殺された後、アンドリュー・ジョンソンが4年間17代目大統領となったが、その後1869年から1877年までグラント元大統領が大統領として当選し、任期を果たしている。
ロン・チャーナウは、著書の中で、任期中のグラント元大統領は、不当なほど世間から否定的な評価を受けていると論じている。『リンカーン』では、ジャレッド・ハリスがグラント元大統領を演じていたが、今回は、ディカプリオが演じることになりそうだ。
だが、もしスピルバーグ監督とディカプリオが再タッグを組むとなれば、一体いつ実現するのかが気になる所だ。ディカプリオは、いくつかあるプロジェクトの中で、クエンティン・タランティーノ監督の『Once Upon a Time in Hollywood』(原題)が次に控えており、一方のスティーブン・スピルバーグ監督もインディ・ジョーンズ第5作目や『ウエスト・サイド物語』のリメイクが次に控えており、さらにDCコミックスのブラックホークの映画も手掛けることが決まっている。
だが、『Deadline』の情報源によれば、このグラント元大統領の映画は"優先事項"だという。もしかしたら、比較的早く映画館で公開されることになるかもしれない。
■参照リンク
https://www.moviefone.com/
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