北米で去る2月16日に公開されてから6週間が経過した『ブラックパンサー』は興行成績を伸ばし続けている。数々の記録を塗り替えて、手強いライバル映画をその足元に跪かせているが、ここに来て、このマーベル作品がついに真のエリートの領域に達した。全世界の映画史上、興行成績が歴代第10位にランクインしたのである。
『ブラックパンサー』は公開後、全世界で12.77億ドル(約1,358億円)を稼ぎ出し、この第10位の座を同じディズニーの『アナと雪の女王』から奪い取ったのだ。アナとエルサには申し訳ないが、たった12.76億ドル(約1,357億円)ぽっち(上回ったからこそこう言えるのだが)の売り上げではティ・チャラとその仲間の相手にはならないのだ。
米国だけで見てみると成績は更に良くなり、米国内での興行売り上げ6.509億ドル(約692億円)は北米映画史上歴代5位となる。歴代4位は本稿執筆時点で『ジュラシック・ワールド』の6.52億ドル(約693億円)だが、順位の入れ替わりは時間の問題と見られている。
『ブラックパンサー』はまさに社会現象となっている。映画会社ならどこでも羨む非常に大きな話題の映画である。現時点において、これ以上売り上げが伸びないとは考えにくいが、同じマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の公開が迫っていることを考慮すると、快進撃も終盤に差し掛かっていると考えられるかも知れない。ただ、その懐にはまだまだ何かサプライズを隠し持っているような気がしてならない。
■参照リンク
http://www.moviefone.com/
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