マーゴット・ロビーは次の作品でも、一筋縄ではいかない実在の人物を演じることになるだろうか。クエンティン・タランティーノが監督する新作映画に女優故シャロン・テート役で出演交渉中であることが報道で明らかになったのだ。
マーゴットがこの重要な役の候補に挙がっているという噂は数ヶ月前からささやかれていたが、エンタメ情報サイト『Deadline』によれば、彼女は現在、『Once Upon a Time in Hollywood』(原題)の正式な出演交渉に入っているという。タランティーノはかねてから、同作はチャールズ・マンソンの映画ではないと話しているが(テートは彼が率いるカルト集団「マンソン・ファミリー」のメンバーに惨殺された)、マンソンの残忍な犯罪が起こった時代を巡るストーリーであることは確かだ。
同作は、かつて西部劇のスターだったリック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)と、リックのスタントを長年務めているクリフ・ブース(ブラッド・ピット)という2人の男性を中心に展開する。タランティーノは先日、その舞台について、ハリウッドがヒッピーの全盛期にあった1969年のロサンゼルスであることを明かし、「(リックとクリフは)変貌したハリウッドで活躍できず苦労している。しかし、リックには非常に有名な隣人がいた......シャロン・テートだ」との粗筋を語っている。
テート役は、「カメレオン女優」と評判のマーゴットならうってつけだろう。架空のキャラクター(『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クイン)にも、実在の人物(年内に米国公開予定の『Mary Queen of Scots』<原題>のエリザベス1世や、昨年の『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』<5月4日に日本公開予定>の失墜したフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディング。この演技で自身初のアカデミー賞ノミネート)にも難なく変身できるからだ。マーゴットが、ハリウッドで頭角を現しながら早すぎる死を遂げた、別の有名若手女優テートをどう表現するのか楽しみである。
『Once Upon a Time in Hollywood』は、テートが殺害された日から50年の節目となる2019年8月9日に世界公開予定だ。
■参照リンク
http://www.moviefone.com/
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