"#GiveElsaAGirlfriend(エルサにガールフレンドを)"というハッシュタグを使った運動に、少しだけ希望の光が見えてきた。
2019年に全米公開予定の『アナと雪の女王』の続編で、雪の女王エルサにガールフレンドを作ってほしいと多くのファンが要望している。もちろんこれは、すべてのファンが希望しているわけではなく、誰かとくっついたエルサを見たくないというファンもいる。『アナと雪の女王』でエルサが歌う「レット・イット・ゴー~ありのままで~」の歌詞は、多くの人々に勇気を与え、カミングアウトの応援歌とみなされているため、今回のディズニーファンの要望につながったのだ。
エルサの声を演じたイディナ・メンゼルは、この件について、「ステキなアイデア」であり、「私たちみんながディズニーのプリンセスや女王が同性愛者である可能性について考えるのはすばらしいこと」だと語り話題を呼んだ。
『アナと雪の女王』で共同監督と脚本を担当したジェニファー・リーは、エルサにガールフレンドを作ってほしいと願うファンの声について、『HuffPost』のインタビューで以下のように語った。
「皆さんが私たちの映画について言うことや、考えることはすべて、大切に思っています。私たちの映画がそうした対話を生んだということであり、エルサが多くの人に語りかけるすばらしいキャラクターだということですから」リーはこう続けた。「私たちが、こういった議論に参加できることが、とても意味のあることだと思っています」
「この件については、話し合いを重ねています。こういった話については、とても慎重に進めています。エルサは毎日、彼女自身がどこに行くべきなのか語りかけてくれています。私はいつも、キャラクターの声を聞いて脚本を書きます。エルサは、どこへ向かうのか、人生で何をするのか、毎日語りかけてくれます。物語がどんな風に進んでいくのか楽しみです」
つまり監督は、エルサにガールフレンドを作るというアイデアにオープンなようだ。しかし、『アナと雪の女王』続編なのか、別の作品なのか、どこでファンの願いが実現するかは分からない。
ディズニーは『美女と野獣』で初めて、同性愛者のキャラクターを登場させた。ル・フウの1シーンに同性愛者の描写があっただけだったが、それでも議論が巻き起こった。
『アナと雪の女王』続編は2019年11月27日に全米公開予定だ。
■参照リンク
http://www.moviefone.com/
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